【フェラーリ・レーシング・デイズ2024】550台以上のフェラーリが鈴鹿に集結

公開 : 2024.07.12 07:05

参加者もすっかりと慣れた様子で、自分たちのペースで楽しむ

そして見逃せないのは、オーナーへのホスピタリティだ。

ピット上では、チャレンジ参加者向け、F1クリエンティ&XXプログラム参加者向けなどに分かれて、いくつかのラウンジが用意されていた。筆者は「リストランテ・フィオラノ」で昼食を頂いたが、これがさすがのクオリティだ。

2列目が日本初お披露目となった296チャレンジ。初日にデモランを行った。
2列目が日本初お披露目となった296チャレンジ。初日にデモランを行った。    フェラーリ・ジャパン

お馴染みのシェフが率いるチームがケータリングを担当し、本格イタリアンを提供。今回はその中でもトスカーナ料理だという、「ノルチャソースのカサレッチェパスタ」が素晴らしかった。お腹に余裕があれば、おかわりをお願いしたかったほど。オーナー向けのディナーのお味がどうだったかは、容易に想像できる。

鈴鹿サーキットはラウンジの外側にスタンド席があり、ホームストレートを観覧できるのだが、食後に出てみたところ、ちょうどF1クリエンティの最中で、雨上がりの鈴鹿サーキットを駆け抜けるその姿とエキゾーストノートは、まさに感動的であった。

またホスピタリティといえば、各正規ディーラーが顧客をアテンドする形で行う『ロード・トゥ鈴鹿』もお馴染みで、他のフェラーリたちと連なって、鈴鹿サーキットへ向かうロングツーリングは、ひとつの特別な体験になるはずだ。

冒頭に定着と書いたが、その内容はまとまった感があり、参加者もすっかりと慣れた様子で、自分たちのペースで楽しんでいるように見えた。

今後は、富士と鈴鹿で交互に毎年開催するようで、来年は富士スピードウェイが会場となる模様。今回は2日間に渡り、550台以上のフェラーリと1100人以上のオーナーが集結したそうだが、冷静に考えると、ちょっと凄い数字だ。フェラーリのブランド力、その強さを改めて実感する2日間となった。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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