なぜSUVに “スポーツカー” の名称? 航続距離600km以上、新型フォード・カプリ鮮烈デビュー

公開 : 2024.07.15 06:05

スポーツ性と実用性の両立を求めたデザイン

シルエットだけでなく、細部のデザインもエクスプローラーと差別化されている。第3世代のカプリを彷彿とさせるLEDヘッドライトや、グリルを模したブラックのトリムなどが特徴的だ。

カプリのエクステリアデザインを担当したトーマス・モレル氏は、「アイコンを再設計するチャンスは滅多にない。わたし達は、このスパイスを次世代につなげたかった」と語る。

新型フォード・カプリ
新型フォード・カプリ

ビビッド・イエローやブルー・マイ・マインドといった鮮やかなボディカラーが用意され、フォードいわく「カルト的人気を誇る象徴的な名作ストーリーを引き継ぐ」ようデザインされているという。

インテリアの基本構成はエクスプローラーと同じだ。14.6インチのセンタータッチスクリーンをスライドさせると “隠し” 収納スペースが現れ、運転席と助手席の間には容量17Lの「メガコンソール」がある。トランク容量は5人乗車時でも最大572Lを確保した。

一方、一体型スポーツシートとスクエア形状のステアリングホイールは、スポーティな性格をはっきりと主張するものだ。

「インテリアは、初代カプリのドライバーが未来に期待した感覚そのものだと思う」とリーナーツ氏は言う。

価格はまだ確認されていないが、エクスプローラーよりも若干高い4万7000ポンド(約965万円)前後からと予想される。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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