フォード・トルネオ・クーリエ 詳細データテスト 商用由来らしからぬ足さばきと乗り心地 価格は高い
公開 : 2024.07.20 20:25 更新 : 2024.07.27 02:32
使い勝手 ★★★★★★★★☆☆
インフォテインメント
スタンダードなインフォテインメントシステムに純正ナビは含まれず、テスト車に付いていたナビはオプションだ。しかし、スマートフォンのミラーリングと充電デバイスはいずれもワイヤレスが標準装備で、ほとんどのオーナーが携帯デバイスを接続して使うと想定されているようだ。
そのほか、充電用のUSBポートは前後席とも2口ずつ設置。前席と荷室には、12V出力ソケットも備わる。
タッチ画面はかなり操作しやすいが、これはその下に選りすぐった実体ショートカットキーが用意されているおかげだ。Apple CarPlayを使うと純正の操作バーが消えるのは少々厄介だが、画面サイズを考えれば仕方ないところだ。
空調の操作はほぼタッチ画面で行うが、風量くらいは実体の調整スイッチがほしかった。ややタッチ画面に機能を集約しすぎていて、運転中の集中力をもう少し削がれないようにしてほしくはある。それでも、かなりシンプルで扱いやすい、このクルマに合っていると思えるシステムだ。
燈火類
ヘッドライトはハロゲンが標準仕様。ランニングライトは有償でLED化できる。日が長い中でのテストだったため、性能を試す機会はなかった。
ステアリングとペダル
ペダルはやや小さく、ゴツい靴を履いて運転するには間隔が近いが、それを除けば配置は良好。ステアリングコラムの調整幅は大きい。