フォード・トルネオ・クーリエ 詳細データテスト 商用由来らしからぬ足さばきと乗り心地 価格は高い

公開 : 2024.07.20 20:25  更新 : 2024.07.27 02:32

スペック

レイアウト

ベースは現行のプーマやフィエスタと同じく、フォードのグローバルBカープラットフォーム。3気筒ガソリンエンジンはフロント横置きで、前輪駆動のみの設定だ。

サスペンションは、フロントがストラット、リアがビームアクスルという、一般的な組み合わせ。前後重量配分は、実測56:44だった。

エンジン

フォードのグローバルBカープラットフォームがベースで、横置きFFレイアウト。前後重量配分は、実測56:44だ。
フォードのグローバルBカープラットフォームがベースで、横置きFFレイアウト。前後重量配分は、実測56:44だ。

駆動方式:フロント横置き前輪駆動
形式:直列3気筒998cc、ターボチャージャー、ガソリン
ブロック/ヘッド:鋳鉄/アルミニウム
ボア×ストローク:φ71.9×82.0mm
圧縮比:10.5:1
バルブ配置:4バルブDOHC
最高出力:125ps/6000rpm
最大トルク:20.5kg-m/1750〜2500rpm
エンジン許容回転数:6000rpm
馬力荷重比:91ps/t
トルク荷重比:14.9kg-m/t
エンジン比出力:125ps/L

ボディ/シャシー

全長:4337mm
ホイールベース:2692mm
オーバーハング(前):832mm
オーバーハング(後):813mm

全幅(ミラー含む):2085mm
全幅(両ドア開き):3660mm

全高:1817mm
全高(テールゲート開き):2060mm

足元長さ(前席):最大1080mm
足元長さ(後席):740mm
座面~天井(前席):最大1130mm
座面~天井(後席):1090mm

積載容量:1188〜2162L

構造:スティールモノコック
車両重量:1373kg(公称値)/1426kg(実測値)
抗力係数:−
ホイール前・後:7.0Jx17
タイヤ前・後:215/55 R17 98W
グッドイヤー・エフィシエントグリップ・パフォーマンス2
スペアタイヤ:フルサイズ(オプション)

変速機

形式:6速MT
ギア比/1000rpm時車速〈km/h〉
1速:3.73/7.9 
2速:2.05/14.3 
3速:1.36/21.7 
4速:1.03/28.6 
5速:0.82/35.9
6速:0.69/42.8 

最終減速比:4.27:1

燃料消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:15.1km/L
ツーリング:16.8km/L
動力性能計測時:8.2km/L

メーカー公表値:消費率
低速(市街地)13.2km/L
中速(郊外):16.7km/L
高速(高速道路):17.6km/L
超高速:13.2km/L
混合:14.7km/L

燃料タンク容量:45L
現実的な航続距離:679km
CO2排出量:154g/km

サスペンション

前:マクファーソンストラット/コイルスプリング、スタビライザー
後:トーションビーム/コイルスプリング

ステアリング

形式:電動機械式、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.7回転
最小回転直径:11.1m

ブレーキ

前:381mm通気冷却式ディスク
後:254mmドラム
制御装置:ABS、EBD、EBA
ハンドブレーキ:手動、センターコンソール半ばにレバー設置

静粛性

アイドリング:43dBA
全開時(3速):74dBA
48km/h走行時:62dBA
80km/h走行時:64dBA
113km/h走行時:68dBA

安全装備

ABS/EBA/EBD/DAS/ISA/AEB/TSR
Euro N CAP:テスト未実施
乗員保護性能:成人-%/子供-%
歩行者保護性能:-%
安全補助装置性能:-%

発進加速

テスト条件:乾燥路面/気温15℃
0-30マイル/時(48km/h):3.7秒
0-40(64):5.6秒
0-50(80):7.7秒
0-60(97):10.8秒
0-70(113):14.3秒
0-80(129):18.9秒
0-90(145):26.0秒
0-100(161):36.4秒
0-402m発進加速:18.0秒(到達速度:126.3km/h)
0-1000m発進加速:33.1秒(到達速度:156.6km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
ダチア・ジョガー1.0TCe 110コンフォート(2022年)
テスト条件:湿潤路面/気温13℃
0-30マイル/時(48km/h):4.1秒
0-40(64):6.1秒
0-50(80):8.4秒
0-60(97):11.0秒
0-70(113):15.1秒
0-80(129)19.5秒
0-90(145):26.4秒
0-100(161):37.1秒
0-402m発進加速:18.4秒(到達速度:125.4km/h)
0-1000m発進加速:33.5秒(到達速度:156.6km/h)

中間加速

20-40mph(32-64km/h):3.5秒(2速)/5.3秒(3速)

30-50(48-80):4.1秒(2速)/5.2秒(3速)/6.8秒(4速)/9.3秒(5速)

40-60(64-97):5.7秒(3速)/7.2秒(4速)/9.4秒(5速)/11.8秒(6速)

50-70(80-113):6.5秒(3速)/7.9秒(4速)/10.9秒(5速)/14.1秒(6速)

60-80(97-129):7.8秒(3速)/9.3秒(4速)/14.1秒(5速)/20.4秒(6速)

70-90(113-145):11.9秒(4速)/18.4秒(5速)

80-100(129-161):17.1秒(4速)

制動距離

テスト条件:乾燥路面/気温15℃
30-0マイル/時(48km/h):9.4m
50-0マイル/時(64km/h):25.9m
70-0マイル/時(80km/h):51.8m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.75秒

ライバルの制動距離

ダチア・ジョガー1.0TCe 110コンフォート(2022年)
テスト条件:湿潤路面/気温13℃
30-0マイル/時(48km/h):9.1m
50-0マイル/時(64km/h):24.6m
70-0マイル/時(80km/h):47.4m

各ギアの最高速

1速:46.7km/h(6000rpm)
2速:86.9km/h(6000rpm)
3速:130.4km/h(6000rpm)
4速:172.2km/h(6000rpm)
5速:175.4km/h(4877rpm)
6速(公称値):175.4km/h(4104rpm)

6速・70/80マイル/時(113km/h/129km/h):2636rpm/3012rpm

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    英国編集部ライター
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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