2024年版 欧州巨大イベントで見た最新の注目車種 39選 英「グッドウッド」総まとめ

公開 : 2024.07.17 11:05

7月11日に開幕した英国最大の自動車イベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2024」で見つけた注目の最新モデルを紹介する。ハイパーカーから小型EVまで展示車両は多岐にわたる。

グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2024

7月11日から14日にわたって英国で開催された欧州最大級の自動車イベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2024」。

今年のメインテーマは「Horseless to Hybrid(馬なし自動車からハイブリッドへ)」という、自動車の歴史へのオマージュが込められたものだった。また、イベントのホストには創立100周年を迎えるMGが選ばれ、新型サイバースターのクーペ仕様などの最新EVを披露した。

英国で開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2024」の注目展示を取り上げる。
英国で開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2024」の注目展示を取り上げる。

その他、ポールスターがサーキット専用車のコンセプトを披露したり、レッドブルが市販ハイパーカーを展示したり、中国の歴史ある自動車メーカーが英国進出を発表したりと、話題には事欠かない。

グッドウッドで一般公開された注目の新型車をアルファベット順(ブランド名)に紹介する。

アルファ・ロメオ33ストラダーレ

アルファ・ロメオ最新のスーパーカー、33ストラダーレは、33台しか生産されないことからその名が付けられた。

パワートレインはバッテリーEVと内燃エンジンから選択可能で、後者はジュリア・クアドリフォリオに搭載される2.9L V6ツインターボの改良型だ。

アルファ・ロメオ33ストラダーレ
アルファ・ロメオ33ストラダーレ

アルファ・ロメオ・ジュニア

アルファ・ロメオ初の量産EVとなるジュニア(旧称ミラノ)は、クラス最高のドライバーズカーを標榜する小型クロスオーバーだ。

エントリーモデルは最高出力156ps、最上級のジュニア・ヴェローチェは282psを発生する。最高出力136psの1.2Lガソリンハイブリッドもある。

アルファ・ロメオ・ジュニア
アルファ・ロメオ・ジュニア

アルピーヌA290

ルノー5 EテックをベースとするアルピーヌA290は、ワンクラス上のルノー・メガーヌEテックからパワートレインを拝借している。

最高出力218psのモーターと専用シャシーチューンにより、運転する楽しさを追求した電動ホットハッチだ。

アルピーヌA290
アルピーヌA290

アルピーヌ・アルペングローHy4

このスーパーカーは、アルピーヌの歴史において重要なプロジェクトとなるかもしれない。ごく一般的な4気筒ターボエンジンを搭載するが、大きな違いが1つだけある。ガソリンではなく、水素を燃焼させるのだ。

アルピーヌの幹部は、アルペングローの市販導入の可能性を示唆している。

アルピーヌ・アルペングローHy4
アルピーヌ・アルペングローHy4

アストン マーティン・ヴァリアント

F1ドライバーのフェルナンド・アロンソの依頼により、限定車ヴァラーをサーキット走行に特化させたスペシャルモデル。最高出力745psのV12ツインターボと6速MTを搭載している。

アストン マーティン・ヴァリアント
アストン マーティン・ヴァリアント

記事に関わった人々

  • チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    英国編集部ビジネス担当記者。英ウィンチェスター大学で歴史を学び、20世紀の欧州におけるモビリティを専門に研究していた。2022年にAUTOCARに参加。
  • 林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事