観客のレベルも高いって! 欧州のイベント駐車場が凄かった件 後編 初代NSXから東欧マイナー車まで

公開 : 2024.07.27 18:25

ルノー・スポール・スパイダー

ケータハムとクリオ(ルーテシア)の間に生まれた子どものように見えるが、実は本格的なスポーツカーだ。車重はわずか960kgで、150馬力の2.0L 4気筒エンジンで0-100km/h加速を7秒以下で達成する。

しかし、ケータハムはともかく、ロータス・エリーゼと比べて25%重く、価格も25%高い。売れ行きは芳しくなく、英国には100台しか導入されなかった。

ルノー・スポール・スパイダー
ルノー・スポール・スパイダー

ランボルギーニムルシエラゴ

信じられないかもしれないが、これは25年近く前のデザインだ。現在のランボよりも控えめで、自信に満ちた曲線が朝日に照らされる姿は今でも魅力的だ。

ランボルギーニ・ムルシエラゴ
ランボルギーニ・ムルシエラゴ

ダッジ・ヴァイパーGTS

この非常に長いボンネットには、ロードカーの量産エンジンとしては最大級のものを搭載するという、非常に重要な目的がある。

8.0Lの大排気量V10(後に8.4Lまで拡大)は、このSR IIのように最高出力450ps、最大トルク67.7kg-mという驚異的なパフォーマンスを発揮する。

ダッジ・ヴァイパーGTS
ダッジ・ヴァイパーGTS

こちらはGTSクーペで、ヴァイパーとして初めてエアバッグを装備した。

ランボルギーニ・ウラカン

駐車場にあった別のランボルギーニ。普通なら、ランボのベストセラー・スーパーカーを一目見ようとは思わないが、この車両は「ペルフォルマンテ」仕様で、さらに重要なことにカラーがマッチしたルーフボックスが付いている。

大陸を横断する、もう1つのクールな方法だ。

ランボルギーニ・ウラカン
ランボルギーニ・ウラカン

ポルシェ928 S4

フェスティバル・オブ・スピードの熱心な観衆が、はるばるイタリアから来ることは予想外ではないが、928で来ることは予想外だ。

しかし、結局のところ、928はまさにそのために設計されたクルマであり、40年経った今でも実行可能なのは喜ばしいことだ。

ポルシェ928 S4
ポルシェ928 S4

ルノー・クリオV6

ルノー・スポール・スパイダーと比べて評価はどうか? 一概には言えないが、中古車価格から判断すると、クリオV6の方が人気が高いことは間違いない。

こちらは初期のフェーズ1で、2.9L V6で最高出力230psを発生し、そのパワーを後輪に送る(エンジンは後部座席があった場所に配置されている)。ショートホイールベースのため、ハンドリングがやや不安定なことで知られていたが、250psのフェーズ2では改善された。

ルノー・クリオV6
ルノー・クリオV6

ブリストル412

英国のメーカー、ブリストルが製造したザガート風のタルガで、クライスラーの5.9L V8を搭載する。

特異性で知られるブリストルの顧客層は非常に狭かったが、非常に熱意があり、彼らは自分だけのGTを望んでいた。ボーファイター仕様はターボチャージャーを搭載し、最高速度240km/hを記録した。

ブリストル412
ブリストル412

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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