【ヒョンデ製BEVバスが屋久島へ進出】 左側通行仕様へ車体構造を再構築したヒョンデの本気度

公開 : 2024.07.23 00:00  更新 : 2024.07.23 10:24

岩崎産業とは

岩崎産業株式会社を中核とするいわさきグループは、鹿児島を拠点に約30社のグループ会社で構成され、鹿児島交通や垂水フェリーなどの南九州最大級の公共交通ネットワークを擁する。

同社は鹿児島県内のバス路線の約75%を占める「乗合バス」をはじめ、「空港リムジンバス」/「スクールバス」/「コミュニティーバス」など、地域の暮らしに欠かせない重要な役割を担う。

締結式には岩崎産業の岩崎芳太郎 代表取締役社長(左)と、ヒョンデ・モビリティ・ジャパン株式会社の趙 源祥 代表取締役社長(右)が参加した。
締結式には岩崎産業の岩崎芳太郎 代表取締役社長(左)と、ヒョンデ・モビリティ・ジャパン株式会社の趙 源祥 代表取締役社長(右)が参加した。    上野和秀

このほか指宿/種子島/屋久島でのホテルズ事業や、レストラン/ゴルフ場/エネルギーなど幅広い事業を展開する。

一方で2009年にヒョンデ社が日本でバスの販売を始めるに際して「ヒョンデ・ユニバースいわさき」を設立し、鹿児島と福岡、東京でヒョンデ・モビリティ・ジャパンの商用車正規ディーラーとしても活動している。

岩崎芳太郎社長からは、「屋久島へはBEVバスを投入するほか、島内で展開するレンタカー事業でもBEVを暫時導入してゼロエミッション化を進めたい」と述べた。

「またホテル事業では霧島で地熱発電を検討し、自社で使うエネルギーは再生可能エネルギーに変えてゆき、エネルギーの自立を目指しています。そのような観点から屋久島のゼロエミッション化を地道に進めてゆきたい。最終的には島内すべてのバスをBEVに置き換えたいと考えています」と抱負を語った。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。
  • 編集

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    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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