スコダ・スパーブ 詳細データテスト 広い室内 走りと乗り心地の好バランス 控えめながら満点ワゴン

公開 : 2024.07.27 20:25

使い勝手 ★★★★★★★★★☆

インフォテインメント

スコダはこれまで、フォルクスワーゲングループ共通のマルチメディアシステムに、どうにか独自のアレンジを施してきた。結果はいつもプラスだったし、それは新型シュパーブでも同じだ。

13インチのタッチ画面は全車標準装備で、しかも最新バージョン。基本は、オクタヴィアやフェイスリフト前のゴルフよりはるかに上だ。ホーム画面はタイル状の要素をカスタマイズでき、ナビとメディアの表示は常時出しておける。画面上端には、選択可能なショートカットが並び、スタート/ストップやオートホールドなどの機能へダイレクトにアクセスできる。

タッチ式画面に依存しすぎず、ダイヤルにも操作系を割り振ったことで、使い勝手が高くなっている。
タッチ式画面に依存しすぎず、ダイヤルにも操作系を割り振ったことで、使い勝手が高くなっている。    MAX EDLESTON

インターフェイスの反応はクイックで、画面を経由せずにエアコン操作ができるスマートダイヤルがシステムをより完全に近づける。この実体ダイヤルは、ナビのマップをズームする際にも使えてじつに便利だ。

標準オーディオはまずまずの出来だった。しかし、オプションのカントンHi−Fiは改善の余地ありだ。

燈火類

SE LはマトリックスLEDヘッドライトを装備。パワフルな上に、対向車を眩惑させない反応の速さも備える。

ステアリングとペダル

3ペダルの設定はなくなり、2ペダルの配置はきわめて一般的。ペダル面の高さがもっと揃っていれば、足をスライドさせて踏みかえるのがより楽にできただろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

関連テーマ

おすすめ記事

 

スコダの人気画像