スコダ・スパーブ 詳細データテスト 広い室内 走りと乗り心地の好バランス 控えめながら満点ワゴン

公開 : 2024.07.27 20:25

購入と維持 ★★★★★★★★★☆

スパーブの価格は、ハッチバックが3万4875ポンド(約708万円)、エステートが3万6175ポンド(約734万円)から。1.5Lガソリンのマイルドハイブリッドを積むモデルで、グレードはSEテクノロジーだ。

シートヒーターやマッサージ機能、アダプティブクルーズコントロール、ワイヤレス充電器、前後駐車センサーが標準装備なので、フル装備のファミリーカーを手に入れるのにこれ以上の出費はほぼ求められない。

ディーゼルのスコダは、Eクラスや、ガソリン車しかないパサートより残価率が高いと見込まれる。
ディーゼルのスコダは、Eクラスや、ガソリン車しかないパサートより残価率が高いと見込まれる。

SE Lへグレードアップすると、マトリックスLEDヘッドライトやメモリー機能付き電動レザーシート、キーレスエントリーが追加され、アダプティブダンパーがオプションで選択できるようになる。PHEVのラウリン&クレメント・エステートは5万3000ポンド(約1076万円)を超え、メルセデス・ベンツEクラス・エステート並みになってしまう。

今回テストしたエントリーレベルの2.0Lディーゼルは、現実的な燃費がすばらしい。動力計測を含む平均は18.7km/Lだったので、普通に使えば21km/Lを超えるはずだ。

ガソリンとディーゼル、PHEVを揃えるので、さまざまなニーズにマッチするはず。150psのディーゼルでも2200kgの牽引能力があるので、走行距離が多いドライバーにも、牽引する機会が多いドライバーにもありがたい。また、PHEVは少なくとも117kmのEV走行が可能だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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