スコダ・スパーブ 詳細データテスト 広い室内 走りと乗り心地の好バランス 控えめながら満点ワゴン

公開 : 2024.07.27 20:25

スペック

レイアウト

プラットフォームはおなじみMQBの最新改良版で、その構造は多くがフォルクスワーゲンパサートと共通だ。4気筒のFFレイアウトがベースで、クラッチベースの4WDを用いるパワフルな仕様もある。

サスペンションのレイアウトは全車共通。前後重量配分は、実測58:42だった。

エンジン

プラットフォームはMQBの最新改良版。4気筒のFFレイアウトがベースで、4WDも設定。テスト車の前後重量配分は58:42だった。
プラットフォームはMQBの最新改良版。4気筒のFFレイアウトがベースで、4WDも設定。テスト車の前後重量配分は58:42だった。

駆動方式:フロント横置き前輪駆動
形式:直列4気筒1968cc、ターボチャージャー、ディーゼル
ブロック/ヘッド:鋳鉄/アルミニウム
ボア×ストローク:φ81.0×95.5mm
圧縮比:16.0:1
バルブ配置:4バルブDOHC
最高出力:150ps/3000〜4200rpm
最大トルク:36.8kg-m/1600~2750rpm
エンジン許容回転数:4550rpm
馬力荷重比:89ps/t
トルク荷重比:22.0kg-m/t
エンジン比出力:76ps/L

ボディ/シャシー

全長:4902mm
ホイールベース:2841mm
オーバーハング(前):950mm
オーバーハング(後):1111mm

全幅(ミラー含む):2090mm
全幅(両ドア開き):3760mm

全高:1482mm
全高(テールゲート開き):2030mm

足元長さ(前席):最大1095mm
足元長さ(後席):855mm
座面~天井(前席):最大1060mm
座面~天井(後席):1020mm

積載容量:690~1146L

構造:スティールモノコック
車両重量:1678kg(公称値)/1673kg(実測値)
抗力係数:0.25
ホイール前・後:8.0Jx18
タイヤ前・後:235/45 R18 94W
グッドイヤー・イーグルF1アシンメトリック6+
スペアタイヤ:なし(パンク修理キット)

変速機

形式:7速DCT
ギア比/1000rpm時車速〈km/h〉
1速:3.58/7.9 
2速:2.75/13.8 
3速:1.68/22.7 
4速:0.89/31.7 
5速:0.68/41.7
6速:0.72/52.8
7速:0.56/67.9 

最終減速比:4.47:1(1・4・5速)/3.30:1(2・3・6・7速)

燃料消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:18.7km/L
ツーリング:24.3km/L
動力性能計測時:11.3km/L

メーカー公表値:消費率
低速(市街地)13.7km/L
中速(郊外):19.1km/L
高速(高速道路):23.0km/L
超高速:20.3km/L
混合:18.9km/L

燃料タンク容量:66L
現実的な航続距離:1231km
CO2排出量:135g/km

サスペンション

前:マクファーソンストラット/コイルスプリング、スタビライザー
後:マルチリンク/コイルスプリング、スタビライザー

ステアリング

形式:電動機械式、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.6回転
最小回転直径:11.1m

ブレーキ

前:306mm通気冷却式ディスク
後:300mmディスク
制御装置:ABS
ハンドブレーキ:電動、センターコンソールにスイッチ設置

静粛性

アイドリング:45dBA
全開時(4速):73dBA
48km/h走行時:60dBA
80km/h走行時:64dBA
113km/h走行時:69dBA

安全装備

ABS/AEB(歩行者・自転車検知)/LKA/死角モニタリング/前後クロストラフィックアラート
Euro N CAP:テスト未実施
乗員保護性能:成人-%/子供-%
歩行者保護性能:-%
安全補助装置性能:-%

発進加速

テスト条件:乾燥路面/気温23℃
0-30マイル/時(48km/h):2.9秒
0-40(64):4.4秒
0-50(80):6.2秒
0-60(97):8.4秒
0-70(113):11.2秒
0-80(129):14.3秒
0-90(145):18.4秒
0-100(161):23.7秒
0-110(177):30.7秒
0-402m発進加速:16.5秒(到達速度:137.9km/h)
0-1000m発進加速:30.0秒(到達速度:175.6km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
メルセデス・ベンツE220d AMGライン・プレミアムプラス(2023年)
テスト条件:湿潤・すべりやすい路面/気温2℃
0-30マイル/時(48km/h):2.6秒
0-40(64):3.8秒
0-50(80):5.3秒
0-60(97):7.2秒
0-70(113):9.4秒
0-80(129)12.2秒
0-90(145):15.6秒
0-100(161):19.3秒
0-110(177):26.0秒
0-402m発進加速:15.6秒(到達速度:145.0km/h)
0-1000m発進加速:28.5秒(到達速度:182.5km/h)

中間加速

20-40mph(32-64km/h):3.6秒(3速)

30-50(48-80):3.2秒(3速)/4,4秒(4速)

40-60(64-97):3.9秒(3速)/4.5秒(4速)

50-70(80-113):4.9秒(4速)/6.0秒(5速)/8.4秒(6速)

60-80(97-129):6.0秒(4速)/6.4秒(5速)/9.0秒(6速)/12.3秒(7速)

70-90(113-145):8.3秒(4速)/7.5秒(5速)/10.0秒(6速)/13.1秒(7速)

80-100(129-161):9.5秒(5速)

90-110(145-177):12.8秒(5速)

制動距離

テスト条件:乾燥路面/気温23℃
30-0マイル/時(48km/h):8.3m
50-0マイル/時(64km/h):21.6m
70-0マイル/時(80km/h):45.8m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.43秒

ライバルの制動距離

メルセデス・ベンツE220d AMGライン・プレミアムプラス(2023年)
テスト条件:湿潤・すべりやすい路面/気温2℃
30-0マイル/時(48km/h):10.6m
50-0マイル/時(64km/h):28.7m
70-0マイル/時(80km/h):56.2m

各ギアの最高速

1速:35.4km/h(4550rpm)
2速:62.8km/h(4550rpm)
3速:103.0km/h(4550rpm)
4速:144.8km/h(4550rpm)
5速:189.9km/h(4550rpm)
6速:220.5km/h(4174rpm)
7速(公称値):220.5km/h(3243rpm)

7速・70/80マイル/時(113km/h/129km/h):1657rpm/1894rpm

記事に関わった人々

  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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