激レアな「完全ノーマル」 トヨタ・スープラ(A80) UK版中古車ガイド(1) 英国仕様は330ps!
公開 : 2024.08.11 17:45
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「昔から4代目スープラのカタチが好きでした。友人がホンダCR-Xに乗っていただけでなく、父もCR-Xだったんです。そこから、自分の日本車好きが始まったといえます」。と話すのは、レッドの車両を持ち込んでいただいたトニー・ウールフォード氏だ。
「父のCR-Xは、今でも残してあります。このスープラを購入したのは2012年。英国仕様のマニュアル車で、究極の1台だと思いますよ。2008年に購入した、ブルーのオートマティックも維持しているんですけどね」
「道路脇で燃えてしまった、ホワイトのAT車も買い取っています。ガスケットが劣化し、ガソリンが触媒にかかって出火したようです」
「正直なところ、ATの方が走りやすいかも。MTは少し扱いにくいですね。でも、真剣に運転するほど、良さが出てくるんですよ。ブルーのATは385馬力までチューニングしてあって、かなり速いです」
「映画のワイルド・スピードがファンを生み出したといえますが、良く理解できます。自分も好きですから。でも、誰もがお互いに競争したがるという設定には、あまり共感できないですが」
英国で掘り出し物を発見
トヨタ・スープラ SZ(英国仕様)
登録:1995年式 走行:8万8000km 価格:2万4995ポンド(約510万円)
非常に珍しいオリジナル状態にある、日本から並行輸入された自然吸気エンジンの4代目スープラ。ホワイトの塗装からグレーとブラックのクロス内装に至るまで、エントリーグレードの内容を見事に保っている。
アルミホイールはノーマル。車高も高いまま。グレートブリテン島には2005年に運ばれ、過去2オーナー車。走行距離も短い。
トヨタ・スープラ RZ(英国仕様)
登録:1998年式 走行:7万2000km 価格:6万5000ポンド(約1326万円)
英国へは2004年に並行輸入された、フェイスリフト後の日本仕様。クイックシルバーの塗装にツインターボエンジン、6速MTと理想的な組み合わせといえる。純正のアダプティブ・サスペンションとアクティブエアロも、そのまま残っている。
最近整備を受けたばかりで、事故歴はなし。英国で受けたすべての整備記録が残っている。オプションのサイドスカートに、純正の17インチ・アルミホイール、レカロシート、カーボンファイバー・ステアリングホイールなど、細かな装備も望ましい。
この続きは、トヨタ・スープラ(A80) UK版中古車ガイド(2)にて。