スポーティな走りを楽しみたい! マニアックだけど初心者向けの中古車 10選 海外で注目のクルマ

公開 : 2024.08.11 18:05

スポーティな走りに憧れる初心者ドライバーにおすすめの中古モデルを10台紹介する。運転免許を取得したばかりの人でも扱いやすく、楽しく運転を学ぶことができ、また少しだけマニアックなクルマとなっている。

走り好きに選んでほしい人生初の愛車

運転免許を取得したばかりで、ガソリン好きで、スポーティなクルマに憧れるなら、人生初の愛車としてこの10台はいかがだろうか?

ドライバーを魅了する走り、スタイリッシュな外観、そして優れたコストパフォーマンスを備えるマニアックな中古車を紹介したい。

初心者ドライバーでも扱いやすく、楽しく運転できる少々マニアックなクルマを紹介する。
初心者ドライバーでも扱いやすく、楽しく運転できる少々マニアックなクルマを紹介する。

(※翻訳者注:この記事は日本向けに翻訳・編集してあるが、元はAUTOCAR英国編集部が英国の新人ドライバー向けに書いたものであり、各モデルのスペックについては英国仕様を記載している。また、シトロエン・サクソVTRのように日本では手に入りにくいモデルもある。あらかじめご了承いただきたい。)

1. ミニ3ドア・ハッチバック(2006-2013)

長所:比較的信頼性が高い
短所:実用性に劣る、一部トランスミッションに不安あり

ミニは世界でも屈指のアイコニックなクルマだが、同時にマニアックな要素も持ち合わせている。

1. ミニ3ドア・ハッチバック(2006-2013)
1. ミニ3ドア・ハッチバック(2006-2013)

13種類以上の仕様が用意され、色の組み合わせやオプションは、まるで子供のクリスマスプレゼントのほしいものリストのように充実している。つまり、まったく同じミニにはなかなか遭遇しないということだ。

この世代は「R56」と呼ばれる。「R」は英国ブランドのローバーを意味するが、ローバーの部品が使われているという意味ではない。頑丈な作りで壊れにくく、最近の排ガス規制に準拠したエンジンを搭載し、現在では良心的な価格で購入できる。

エンジンは1.4Lガソリンから2.0Lディーゼルまで6種類。ディーゼルは少々荒っぽいものの、信頼性が高く、楽しさを損なうものではない。

問題点は、実用性がかなり低いこと。また、ハードな扱いの末にトランスミッションの問題が発生した車両もある。試乗ではトランスミッションの音に注意してほしい。

2. トヨタヤリスTスポーツ(2001-2005)

長所:0-100km/h加速9.0秒、優れた5速MT
短所:見た目、シンプルなインテリア

典型的な日本車であり、型破りな設計で世界を驚かせたクルマだ。初代トヨタ・ヤリス(日本名:ヴィッツ)が登場したときには、細部へのこだわりによって日本と欧州でカー・オブ・ザ・イヤーを獲得した。

2. トヨタ・ヤリスTスポーツ(2001-2005)
2. トヨタ・ヤリスTスポーツ(2001-2005)

つまり、Tスポーツ(日本名:RS)はしっかりとした基盤の上に立っているということだ。今回紹介している他のクルマほどは熟成されていない。しかし、エクステリアにはさまざまな工夫が凝らされており、面白みと愛くるしさ、奇妙さが共存している。

インテリアも同様だ。エアコン吹き出し口はまるでパティシエが使う調理器具のようで、ダッシュボードには雑多なものを収納する巨大なポケットが掘られている。

対照的に、エンジンはそれほど大胆なものではなかった。普遍的な1.5Lのガソリンエンジンだ。しかし、可変バルブタイミングを採用した初期のエンジンの1つであり、これにより最高出力105psを発揮し、0-100km/h加速タイムは9.0秒に達する。トランスミッションは5速MTのみが設定され、前輪を駆動するFFレイアウトを採用している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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