【国内唯一、普通免許で運転できる新トラック】 いすゞが発表 本田翼「キャンプに使いたい!」

公開 : 2024.07.26 11:45  更新 : 2024.07.26 20:44

いすゞは国内唯一となる普通免許で運転できる新しいディーゼルトラック「エルフミオ」を発表しました。イメージキャラクターとして起用された本田翼さんは「キャンプに使いたいです」と同車の魅力を語ります。

普通自動車免許対応小型ディーゼルトラック「ELFmio(エルフミオ)」登場

いすゞ自動車が、国内唯一となる普通免許で運転できる新しいディーゼルトラック「エルフミオ」を7月30日から発売する。

それに先立ち、いすゞ自動車株式会社代表取締役社長COOの南真介氏、執行役員SVP商品統括CE開発部門VPの上田謙氏、営業部門VPの斉藤博氏、イメージキャラクターとして起用された女優・モデルの本田翼さんが登壇する発表会が行われ、実車と共に新TVCMも披露された。

いすゞ自動車取締役社長COOの南真介氏とイメージキャラクターとして起用された本田翼さん
いすゞ自動車取締役社長COOの南真介氏とイメージキャラクターとして起用された本田翼さん

AT限定の普通自動車免許でドライブできるエルフミオは、運転者の裾野を広げる「だれでもトラック」をキーワードに、ドライバー不足という社会課題解消への貢献を目指して開発された。

昨今話題となっているドライバー不足は、小口配送を中心とするラストワンマイル物流やロジスティクスのみならず、建設業や農業など、さまざまな業種においても問題となっている。少子高齢化による担い手不足が生じる中で、国内の経済を支えるトラックドライバーの人材確保は切迫した課題となっているのだ。

取締役社長COOの南氏によると、普通自動車免許でドライブできる車両総重量3.5トン未満の「だれでもトラック」を実現するために多くの部品を軽量化したが、働くクルマとしての耐久性の確保と車両を軽くするという相反する要素を高い次元で両立させるのが大変で、エルフミオは開発エンジニアひとりひとりの想いが込められた集大成のような存在なのだという。

環境にこだわる人も納得のディーゼルエンジンを搭載

新型ディーゼルトラックのエルフミオは、燃費性能に優れるパワートレインとして排気量1898ccのディーゼルエンジン「RZ4E」を搭載。軽量なパワーユニットを採用することなどにより、最大積載量1.35トンを確保し、高い積載性を実現した。

燃費性能を徹底的に追求し、クラストップの13.6km/L(JC08モード)を実現し、中量車燃費基準を達成。積載1.5トンクラスに十分な出力となる最高出力120ps/最大トルク32.6kg-mを発生し、6速ATとの組み合わせにより、パワフルでスムーズな走行を可能としている。

平ボディの他、専用の軽量ドライバンや電動ダンプも完成車としてラインナップ。国内目標販売台数は5000台(2024年度)で、東京地区希望小売価格は365万5000円(税抜き)
平ボディの他、専用の軽量ドライバンや電動ダンプも完成車としてラインナップ。国内目標販売台数は5000台(2024年度)で、東京地区希望小売価格は365万5000円(税抜き)

取締役社長COOの南氏が発表会において「コンパクトで前後左右の見通しがいい」と説明した、こだわりキャビンは、広く快適な居住空間を確保したことに加え、広いドア開口による優れた乗降性を実現。

小径ステアリングの採用やシートスライドピッチの細分化により、身体の大小にかかわらず最適なドライビングポジションをとることが可能で、誰にとっても運転しやすい設計となっている。

上級グレードのSEカスタムは、アームレスト、シートヒーター、ランバーサポート付きシート、電動パーキングブレーキを装備し、ホスピタリティ溢れる室内空間をドライバーに提供。キャブバリエーションは、シングルキャブ、ダブルキャブに加え、シート後方の室内空間を拡張した、いすゞ独自のスペースキャブが設定されている。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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