フォード・モンデオ・エステート1.6TDCi 115 ゼテック
公開 : 2015.01.09 23:50 更新 : 2017.05.29 18:54
後部座席を起こした状態で525ℓが確保される荷室容量は、エステートの名に恥じないレベルであり、額面上ではゴルフ・エステートより小さいものの、横/奥行き方向はモンデオの方が大きいため使い勝手はいい。
また開口部下側と荷室の床の高低差があまりないため、荷物の出し入れがし易いのもモンデオの長所だ。後部座席を倒せば完全にフラットになり、この際の容量はゴルフ・エステートを凌ぐ1630ℓまで拡大される。
それだけにキャビン内部からしか後部座席を倒すことができない点は残念。荷室側にもレバーを設えるか、倒す際にバネで勢いをつけてくれれば、両手に大きな荷物を積む時にも楽なのにと感じた。
一方、モンデオはこのクラスでは最長の部類に属するため、足元のスペースにも不満はない。横方向にも余裕があり、たとえ3人座ったとしても窮屈な思いをすることはなさそう。
またハッチバック版に比べると天地方向のスペースも拡大されているため、背の高いパッセンジャーが後部座席に乗ったとしても、首を竦める必要はないだろう。
ダッシュボード中央には8.0インチの新型カラー・タッチスクリーンが鎮座し、ここからマルチメディア・ファンクションの大部分の操作が可能。これまでのシステムに比べると大躍進といえる反面、反応は躊躇いがちだ。ついでに贅沢を言わせてもらえるならば、さらに直感的なメニュー・レイアウトを望む。
DABラジオは標準装備となる一方、衛星ナビゲーションはゼテック・トリムの場合、£300(5万4千円)のオプション扱い。タイタニウム・トリムでは最初から装備される。