【軽快さとエレガンスさ】 マセラティ・グランカブリオ V6ネットゥーノを積む新型が日本上陸

公開 : 2024.07.29 17:45

俊足さは健在

グランカブリオに搭載される3L V6ツインターボのネットゥーノ・エンジンは、レース用エンジンで培ったツインスパーク・プレチャンバー燃焼技術を採用し、高出力とフレキシビリティを実現。

今回導入されるのはトロフェオ仕様で、グラントゥーリズモと同じ550ps版が搭載される。ここに8速ATが組み合わせられ、AWDによりパワーを確実に路面に伝える。

マセラティ新型グランカブリオ日本上陸
マセラティ新型グランカブリオ日本上陸    上野和秀

グラントゥーリズモで初採用となったVDCM(車両ドメイン・コントロール・モジュール)はグランカブリオでも搭載され、コンフォート、GT、スポーツ、コルサの4つのモードを、走行条件や好みで選ぶことができる。

また、ADAS(アドバンスト・ドライバー・アシスタンス・システム)が装備され、マセラティ・アクティブ・ドライビング・アシストや、ダイナミック・ロード・ビューなどにより、あらゆる状況でドライバーをサポートする。

パフォーマンス的にはグラントゥーリズモに較べオープン化により車両重量が25kg増加したことから、最高速度316km/h(-4km/h)、0-100km/h加速3.6秒(+0.1秒)と僅かに低下しているが、俊足であることに変わりはない。

車両本体価格は3120万円となる。日本では5月8日から既に受注を開始しており、デリバリーは2024年第3四半期から開始される予定となっている。

マセラティ・グランカブリオ・スペック

価格:3120万円
全長:4966mm
全幅:1957mm
全高:1365mm
最高速度:316km/h
0-100km/h加速:3.6秒
燃料消費量:9.61km/L
CO2排出量:228.1~240.2g/km
車両重量:1895kg
パワートレイン:V型6気筒2992cc+ツイン・ターボチャージャー
圧縮比:11.0:1
使用燃料:ガソリン(95-98RON)
燃料タンク容量:70L
最高出力:550ps/6500rpm
最大トルク:66.2kg-m/3000rpm
ギアボックス:8速オートマティック
駆動方式:AWD

マセラティ新型グランカブリオ日本上陸
マセラティ新型グランカブリオ日本上陸    上野和秀

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

関連テーマ

おすすめ記事

 

マセラティの人気画像