ランボルギーニが「絶好調」 過去最高の出荷台数を達成、レヴエルトとウルスが人気

公開 : 2024.07.31 18:05

ランボルギーニが今年上半期の決算を発表した。出荷台数、売上高、営業利益において過去最高を記録。PHEVの「レヴエルト」や主力SUV「ウルス」が人気だ。「ウラカン」は8月に後継車が発表される。

8月に「ウラカン」後継車も公開予定

イタリアの自動車メーカーであるランボルギーニは、2024年上半期(1~6月)で過去最高の5558台を出荷し、今年も記録を更新する勢いだ。

7月29日に発表した上半期決算では、売上高は前年同期比14.1%増の16億2100万ユーロ(約2715億円)、営業利益は4億5800万ユーロ(約765億円)と、いずれも過去最高を達成した。利益率は28.2%となった。

ランボルギーニのフラッグシップスーパーカー「レヴエルト」
ランボルギーニのフラッグシップスーパーカー「レヴエルト

2023年は通期で1万112台(初めての1万台超え)を販売したが、今年はそれを上回る可能性がある。

新型スーパーカー「レヴエルト」は少なくとも2026年第4四半期まで注文が埋まっているとされるほか、今年ハイブリッド化された主力SUV「ウルス」が好調で販売を牽引した。

スーパーカーの「ウラカン」も12月の生産終了まで注文がすべて埋まっている。後継となる新型のハイブリッド車は8月16日のモントレー・カー・ウィークで公開される予定だ。

ランボルギーニのステファン・ヴィンケルマンCEOは、上半期の業績を「非常に誇りに思う」と述べた。

「製品ラインナップの拡大を主な目的として、ランボルギーニ史上最大規模の投資に支えられながら、極めて重要な局面を迎えている」

「このプロセスには多大なリソースが必要だが、このような努力は当社の成長を維持し、高級スーパースポーツカーの分野で革新を続け、リードしていくために不可欠なものだ」

市場別の納車台数としては、米国が引き続きトップ(1621台)で、ドイツ(595台)、英国(514台)、日本(354台)、中国本土/香港/マカオ(337台)、イタリア(268台)が続く。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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