ロータス・エレトレ 詳細データテスト 価格を超えた高級感 大きすぎるボディ シャシー制御は要改善

公開 : 2024.08.03 20:25

ロータス初の電動SUVであるエレトレの最強バージョンをテスト。高級感満点のキャビンや900psオーバーならではの速さはみごとですが、やはり2.6t超のSUV、これまでのロータスのような身のこなしは難しそうです。

はじめに

ロータスの既成概念を打ち破る、斬新なハイパーSUVが誕生した。そのクルマは2022年、ジーリー傘下で迎える新時代の象徴的存在として公開。新たなマーケットへ参入し、サステイナブルでグローバルな高級車ブランドへと姿を変えて、これまでとは違う客層を取り込もうというロータスの意志を示した。

過去70年にわたりロータスが造り続けてきたスポーツカーとはまったく異なり、エレトレはその戦略的な目的をすぐに叶えた。では、クルマそのものとしては、オーナーやドライバーに応えてくれるのか、今回はそれを確かめたい。

テスト車:ロータス・エレトレR
テスト車:ロータス・エレトレR    JACK HARRISON

われわれはこれまで、エレトレに国内外いずれでも試乗し、中間グレードは公道上でライバルとの比較も行なった。そこで印象に残ったのは、これが新鮮で興味深い高級電動SUVだということだ。

今回はトップグレードのRを用意した。はたして前CEOのマット・ウィンドルが2年前に請け合ったとおり、0-100km/hを2秒台でこなせるのかなど、その実力をじっくり検証していこう。

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