ロータス・エレトレ 詳細データテスト 価格を超えた高級感 大きすぎるボディ シャシー制御は要改善

公開 : 2024.08.03 20:25

購入と維持 ★★★★★★★☆☆☆

ロータスエレトレは、コストパフォーマンスで勝負するクルマではないが、ランボルギーニウルスのような最高峰のスーパーSUV的なデザイン面のアピールがおおいにあり、パワーは最低でも600psオーバー。これが9万750ポンド(約1797万円)からというのは、金額に対して得るものが多い。

テストしたエレトレRは900psを超え、キャビンは多くの点で20万ポンド(約3960万円)台のクルマに肩を並べるような水準。このことでロータスは、ラグジュアリーブランドだと認知されるためにやるべきことが多いと言外に示しているが、同時に努力しようという意思も表している。

エレトレの残価予想は高く、3年/5.8万km後にはBMW iXを20%近く上回る。
エレトレの残価予想は高く、3年/5.8万km後にはBMW iXを20%近く上回る。

テスト車の電費は、これまでに計測した主なライバルたちには及ばなかった。エレトレRの現実的な航続距離は362kmほどと予想されるが、BMW iXやメルセデスEQSといった大型電動SUVは480km以上が期待できる。

充電スピードは瞬間的には速く、直流急速充電のピークは348kWだった。ところが、充電量が25%を超えるとそれが維持できず、平均値はこれまでに計測した中でのベストに届かなかった。

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