航続距離720km超! 高級電動ステーションワゴン、アウディ新型「A6 eトロン」 550馬力のスポーツモデルも
公開 : 2024.08.02 06:25
大型OLED画面採用
パワートレインは2種類。エントリーグレードの「パフォーマンス」は、リアに永久磁石同期モーターを搭載し、最高出力367ps(270kW)、0-100km/h加速タイムは5.4秒となる。最高速度は210km/h。
スポーティモデルのS6 eトロンではフロントアクスルに非同期モーターを追加し、四輪駆動となり、通常時の合計出力は503psとなる。ローンチ・コントロール機能を使用すると、一時的に550psまでパワーアップし、0-100km/h加速のタイムは3.9秒に短縮される。最高速度は240km/h。
現時点では未発表だが、高性能モデル「RS6」もEVとしても生まれ変わる。既存のV8エンジン(最高出力630ps)よりも強力なパフォーマンスを発揮し、また14年ぶりにセダン(スポーツバック)とステーションワゴンの両方が用意される見込みだ。
ダイナミクスの面では、A6 eトロンは “ファーストクラス” の快適性を目指しており、エントリーグレードには従来のスチール製スプリング、S6 eトロンにはアダプティブ・エア・サスペンションが装備される。
S6 eトロンは走行中に車高を自動調整し、空力性能と航続距離を改善する。また、駐車時やロック解除時には車高が上がり、楽に乗り降りできるようになる。
インテリアでは、Q6 eトロンのレイアウトを踏襲し、大型のOLEDスクリーンが主役となっている。11.9インチのインストゥルメントパネルと14.5インチのインフォテインメント・タッチスクリーンを統合したものだ。
オプションで10.9インチの助手席ディスプレイも用意されている。オプションのカメラ式サイドミラー装着車では、ダッシュボード上に2つの小型ディスプレイが設置される。
A6 eトロンの納車は今年末頃から欧州で開始される。価格はまだ確定していないが、ライバルとなるBMW i5(日本向け税込み価格:998万円~)やメルセデス・ベンツEQE(同1248万円~)に近い設定になると予想される。