廃車の天国 米巨大ジャンクヤードで見つけた「お宝」 40選 後編 日本車も多数発見
公開 : 2024.08.24 18:25
ナッシュ・ランブラー・クロスカントリー
この1950年代半ばのナッシュ・ランブラー・クロスカントリーが新車だった頃を想像してみてほしい。磨き上げられたツートンカラーの塗装、輝くクロームメッキ、新車の香りが漂うインテリア。もし鳥が屋根の上で用を足そうものなら、誇り高きオーナーは発作を起こしただろう。今の状態を見たら、彼らは何と言うだろう?
ダッジ・コンクエスト(1985年)
三菱スタリオンの名称については、米国ではちょっとした混乱があった。三菱によれば、スタリオン(Starion)とは「スター・オブ・アリオン(Star of Arion)」の略で、アリオンは神話に登場する馬だという。しかし、日本人担当者が英語の発音に苦労し、「種馬(Stallion)」と間違えられるような場面もあったという。
とりあえず、名前のことは一旦忘れよう。こちらはスタリオンのリバッジモデルである1985年型ダッジ・コンクエストだ。
フォードF100
ナンバープレートのタグによると、この1960年代半ばに生産されたフォードF100は、10年前にはまだミネソタ州の田舎町を走り回っていたようだ。ハイマウントのフロントランプから判断すると、冬の間は除雪車として活躍していたのだろう。
AMCホーネット
1970年から1977年にかけて販売された新型AMCホーネットは、ランブラー・アメリカンの後継車として、このステーションワゴンを含む4種類のボディスタイルで販売された。最も有名なバージョンは間違いなくXハッチバックで、映画『007/黄金銃を持つ男』でコークスクリュー・ジャンプを披露した。
ランブラー・クラシック(1962年)
1962年、ランブラーは4番目に売れた人気ブランドとなり、特に4ドア・セダンのクラシックがこの成功に大きく貢献した。この年の販売台数は44万2346台で、ランブラー史上2番目に良い成績だった。
この個体は少々荒れているが、スペアパーツはまだたくさんある。また、必要なものが見つからなくても、その下に別のものがあるようだ。
オールズモビル98(1973年)
1972年、創立75周年を記念して、オールズモビルはリージェンシーと呼ばれる4ドア・ハードトップの98(ナインティ・エイト)を発売した。これがヒットしたため、1973年に再び登場。フロントガラスのラジオアンテナ、パワーステアリング、シガーライター、彼氏・彼女用の灰皿など、贅沢な装備が満載されている。