【トヨタ・カローラが2カ月連続でトップ】 2024年7月期 登録車の車名別新車販売ランキング

公開 : 2024.08.07 06:25

2024年7月期における登録車の車名別新車販売ランキングが発表されました。上位は見慣れた顔ぶれですが、10位以降はSUVおよびクロスオーバーモデルが堅調な一方、全面改良や一部改良されたモデルの伸びが目立ちます。

2024年7月期における登録車新車販売の車名別ランキング

日本自動車販売協会連合会は、2024年7月期における登録車新車販売の車名別ランキングを発表した。

2024年7月期 登録車通称名別新車販売トップ10

1位 トヨタカローラ:1万4622台
2位 トヨタ・ヤリス:1万1617台
3位 トヨタ・シエンタ:1万1441台
4位 トヨタ・ルーミー:1万3台
5位 日産ノート:9000台
6位 ホンダフリード:8442台
7位 トヨタ・アルファード:8234台
8位 日産セレナ:7607台
9位 トヨタ・ランドクルーザーW:7299台
10位 トヨタ・ノア:7052台

3月に販売開始されたホンダWR-V
3月に販売開始されたホンダWR-V

登録車の7月期の車名別ランキングは、データ試験の不備が見つかったことに伴ってアクシオ/フィールダーの生産・出荷を停止したにもかかわらず前年同月比14.3%増の1万4622台を記録したトヨタ・カローラが、2カ月連続での首位に輝く。

続く第2位には、同じ理由でヤリス・クロスの生産・出荷を停止したことが響いて同38.4%減の1万1617台と低迷したトヨタ・ヤリスが位置。

また、第3位には同8.4%減ながら1万1441台を販売したトヨタ・シエンタが入った。さらに、第4位にはHVモデルの生産・出荷を再開したトヨタ・ルーミーが同125.6%増の1万3台を売り上げて1ランクアップを果たし、一方で同7.7%増を記録したものの9000台にとどまった日産ノートが第5位に順位を下げる。

以降は3代目に移行した新型ホンダ・フリード、トヨタ・アルファード、日産セレナ、トヨタ・ランドクルーザーW、トヨタ・ノアの順で続き、トップ10のうち7車種がトヨタ車、2車種が日産車、1車種がホンダ車という結果となった。

トップ10以降は?

トップ10以降では、SUVおよびクロスオーバーモデルの堅調さが続く一方で、全面改良および一部改良を実施したモデルの伸びが目立った。

5月に商品改良を図ったホンダ・ヴェゼルは前年同月比47.8%増の6107台を販売して第15位に、4月にクロスオーバーの一部改良を行ったトヨタ・クラウンは同53.0%増の4897台を記録して第17位に、値上げ前の駆け込み需要があったホンダZR-Vは同97.3%増の4664台を登録して第18位に位置。

3月に販売開始されたホンダWR-V
3月に販売開始されたホンダWR-V

また、3月に販売を開始した新型コンパクトクロスオーバーSUVのホンダWR-Vは3499台を売り上げて第22位に、昨年4月に商品改良を図ったスバルインプレッサはSUVモデルのクロストレックと合わせて同72.1%増の3451台を達成して第23位に、昨年12月に発売した新型コンパクトクロスオーバーSUVのレクサスLBXは2198台を登録して第28位に入る。

さらに、7月にRFの出荷を再開したマツダロードスターは同98.9%増の1068台を販売して第41位に、同じく7月にHVモデルの出荷を再開したダイハツ・ロッキーは同62.5%増の710台を登録して第47位、ダイハツ・トールは同56.6%増の678台を売り上げて第48位にランクインした。

記事に関わった人々

  • 執筆

    大貫直次郎

    Naojiro Onuki

    1966年型。早稲田大学卒業後、自動車専門誌や一般誌などの編集記者を経て、フリーランスのエディトリアル・ライターに。愛車はポルシェ911カレラ(930)やスバル・サンバー(TT2)などのほか、レストア待ちの不動バイク数台。著書に光文社刊『クルマでわかる! 日本の現代史』、アシェット・コレクションズ・ジャパン刊『国産名車コレクション』シリーズなど。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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