【スーパーハイトワゴンが3強】 2024年度7月期 軽自動車の車名別新車販売ランキング

公開 : 2024.08.07 07:05

2024年7月期における軽自動車新車販売の車名別ランキングが発表されました。6月期に首位に返り咲いたホンダNボックスが前年同月比7.9%減ながらも2か月連続の首位をキープしています。

2024年7月期における軽自動車新車販売の車名別ランキング

全国軽自動車協会連合会は、2024年7月期における軽自動車新車販売の車名別ランキングを発表した。

2024年7月期 軽自動車通称名別新車販売トップ10

1位 ホンダNボックス:1万6500台
2位 スズキスペーシア:1万3073台
3位 ダイハツタント:1万2576台
4位 スズキ・ハスラー:7501台
5位 日産ルークス:7419台
6位 スズキ・ワゴンR:7083台
7位 スズキ・アルト:5535台
8位 ダイハツ・ムーヴ:5083台
9位 ダイハツ・タフト:4644台
10位 三菱デリカ・ミニ/eK:4600台

スズキ・スペーシア
スズキ・スペーシア

7月期の軽自動車の車名別ランキングは、ホンダNボックスが前年同月比7.9%減ながら1万6500台を登録して、2カ月連続でのトップに就く。

続く第2位には同33.3%増の1万3073台を販売したスズキ・スペーシアが、第3位には生産・出荷を再開して同22.6%増の1万2576台を記録したダイハツ・タントが入り、前月と同じくスーパーハイトワゴンがトップ3を占有した。

また、第4位には5月に一部改良を実施したスズキ・ハスラーが同8.4%減ながら7501台を売り上げて順位を維持し、さらに第5位には6月に仕様変更を図った日産ルークスが同84.0%増の7419台を成し遂げて2ランクアップを果たした。

なお、スズキ・スペーシアにはまもなくSUVテイストの新型スペーシア・ギアが追加される予定なので、新車効果が薄れつつあるホンダNボックスとの首位争いはいっそう白熱するものと予想される。

注目モデルの動き

6月にサイバーセキュリティに関わるソフトウェアのプログラムを変更した三菱デリカ・ミニ/eKは4600台を登録して第10位に、値上げ前の駆け込み需要があったホンダNワゴンは前年同月比41.7%増の3190台を販売して第14位にランクインする。

一方、軽EVのカテゴリーでは日産サクラが6月に一部改良を図ったものの同31.7%減の2169台と伸び悩み、同じく5月に一部改良を実施した三菱eKクロスEVも同59.9%減の179台と苦戦する。

東京オートサロン2024のスズキ・ブースで展示された「スペーシア・パパボクキッチン」
東京オートサロン2024のスズキ・ブースで展示された「スペーシア・パパボクキッチン」

対して、2023年12月に大幅改良を行って電動系コンポーネントを刷新し、車名もミニキャブ・ミーブから改名した軽EVバンの三菱ミニキャブEVは、同46.3%増の120台を達成。

また、4月に仕様変更を図るとともに特別仕様車のファン「スタイル+ネイチャー」を設定した軽バンのホンダNバンは、同21.1%増の2750台を記録した。

なお、登録車と軽自動車を合わせた7月期の車名別ランキングのトップ5は、ホンダNボックスが2カ月連続での首位に立ち、以降はトヨタカローラ、スズキ・スペーシア、ダイハツ・タント、トヨタ・ヤリスの順で続く。月間販売台数1万台超えは、前月から2車種増えて7車種となった。

記事に関わった人々

  • 執筆

    大貫直次郎

    Naojiro Onuki

    1966年型。早稲田大学卒業後、自動車専門誌や一般誌などの編集記者を経て、フリーランスのエディトリアル・ライターに。愛車はポルシェ911カレラ(930)やスバル・サンバー(TT2)などのほか、レストア待ちの不動バイク数台。著書に光文社刊『クルマでわかる! 日本の現代史』、アシェット・コレクションズ・ジャパン刊『国産名車コレクション』シリーズなど。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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