2024年版 航続距離の長いEV トップ10 1回の充電で何km走れる?

公開 : 2024.08.17 18:05

3. プジョーe-3008

長所:優れたインテリアデザイン、新鮮でモダンな素材、静かで洗練された走り
短所:ライバル車に比べて高価、ハンドリングが鈍い、硬めの乗り心地
航続距離:680km

プジョーの最新世代3008は、他のモデルラインとの差別化を図るため、クーペSUVに変身した。

3. プジョーe-3008
3. プジョーe-3008

親会社ステランティスの新しいSTLAミディアム・プラットフォームをベースにした最初の量産車で、エネルギー効率を重視している。

実際、e-3008は7.2km/kWhという高効率を実現し、98kWhのバッテリーを搭載したモデルは1回の充電で680km走行できる。

ただし、充電速度は160kWが上限で、クラス最速というわけではない。

4. ポルシェタイカン

長所:卓越したハンドリングとドライビングの魅力、速さ&性能&航続距離&価格の絶妙なバランス、高速DC充電
短所:後部座席は大人には窮屈、標準の充電ケーブルがかさばる、信頼性への懸念
航続距離:680km

ポルシェ初の量産EVは最近、大幅なアップグレードを受け、新しいリアモーターによってパワー、トルク、効率が向上した。バッテリーも改良され、内部抵抗を下げる新技術が採用された。

4. ポルシェ・タイカン
4. ポルシェ・タイカン

その結果、航続距離は大幅に改善され、105kWhのパフォーマンス・バッテリー・プラスを装着したモデルは680kmを実現した。

さらに、タイカンのモデルライン責任者であるケビン・ジーク氏は、サーキット走行に特化した新型タイカン・ターボGT(最高出力1108ps)は、軽量化によりこれを上回る可能性があると述べている。

5. ポールスター2

長所:巡航時の効率と航続距離が優秀、後輪駆動のシャシーバランスとパンチの効いた加速性能、サイズ&広さ&多用途性のちょうどいい妥協点
短所:他の電動クロスオーバーに比べて狭い、同じ価格帯ならもう少し航続距離を伸ばしてほしい、不安定な乗り心地
航続距離:653km

このスタイリッシュな電動クロスオーバーは最近、マイナーチェンジの一環として前輪駆動から後輪駆動に駆動方式を切り替えた。

5. ポールスター2
5. ポールスター2

また、バッテリー容量が4kWh追加されたことで、ロングレンジ仕様の航続距離はなんと653kmに伸びた。これはライバルのテスラモデル3ロングレンジ(630km)やBMW i4 eドライブ40(590km)を上回るものだ。

最大充電速度も150kWから205kWに引き上げられ、AUTOCAR英国編集部のテストでは平均124kWを達成した。

記事に関わった人々

  • チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    英国編集部ビジネス担当記者。英ウィンチェスター大学で歴史を学び、20世紀の欧州におけるモビリティを専門に研究していた。2022年にAUTOCARに参加。
  • マレー・スカリオン

    Murray Scullion

    英国編集部ライター
  • 林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ。テレビゲームで自動車の運転を覚えた名古屋人。ひょんなことから脱サラし、自動車メディアで翻訳記事を書くことに。無鉄砲にも令和5年から【自動車ライター】を名乗る。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴとトマトとイクラが大好物。

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