【年の差30歳試乗記】21歳新人編集部員と51歳新米編集長が、ヒョンデ・コナNラインに乗る!

公開 : 2024.08.25 17:05  更新 : 2024.10.02 13:57

コンパクトSUVのヒョンデ・コナに、Nラインと呼ばれるスポーティモデルが登場しました。21歳の新人編集部員と51歳の新米編集長が試乗会に参加し、その第一印象を語ります。

「アイアンマンやロボコップなど、SFメカ系の印象です」

編集部小河(以下OG):今日は「ヒョンデコナNライン」の試乗会で、横浜までやってきました。ヒライさん、Nラインは日本初登場です。

編集長平井(以下HR):Nは、ニュルブルクリンクと、ヒョンデの開発拠点がある南陽(ナムヨン)を意味していて、日本では先日、アイオニック5にNが登場したね。

21歳の新人編集部員(左)と51歳の新米編集長(右)が凸凹試乗。
21歳の新人編集部員(左)と51歳の新米編集長(右)が凸凹試乗。    花村英典

OG:そのイメージを採用した、スポーティトリムを装着したモデルとなります。

HR:つまりは、BMWにおけるMスポーツみたいなものかね。

OG:いや、それを言っては……。簡単に言うと、前後バンパー、ホイール、サイドシル、リアウイングなどが特徴で、室内もブラックインテリアでスポーティです。

HR:しかし、このリアウイングは随分とガンダム的だな。SEEDで言えば、ジャスティスあたりか。赤だし。う~ん、キライじゃないぞ。

OG:よくわからないのでスルーします(きっぱり)。取材車はテーマカラーとなるアルティメットレッドメタリックですが、それと相成って、アイアンマンやロボコップなど、SFメカ系の印象ですね。フェラーリ・ドディチ・チリンドリもSFチックなデザインですし、最近のトレンドなのかもしれません。

HR:コナのデザイン自体はヒョンデの製品担当者も好みが分かれていると言っていたけれど、個人的には斬新でいいと思う。Nラインは、日本ユーザーの志向に合うことを期待されているなかで、逆にリアウイングは好みがさらに分かれそうだね。

OG:確かにそうですね。でも個人的には、全体的に洗練を感じています。

HR:ボディカラーをシルバーにすれば、宇宙刑事ギャバン風だなあ。

OG:よくわかりませんね(きっぱり)。花村カメラマンの撮影終わったので、試乗に行きましょう。

「コナはBEVにしては結構軽いクルマなんだね」

HR:実は先ほどまで同じヒョンデのアイオニック5に乗っていたんだけど、さすがにこうして運転すると、随分とコンパクトに感じるね。

OG:全長で250mm、全幅で65mm、全高で55mm、コナのほうがコンパクトです。日本ではいいサイズ感だと思います。

「Nライン」は、ヒョンデ・コナに追加設定されたスポーティグレード。
「Nライン」は、ヒョンデ・コナに追加設定されたスポーティグレード。
    花村英典

HR:乗っていたアイオニック5は4WDで、トルク配分を見ていたら、リアの配分が多めな印象だったけど、コナはFFなんだよね。車重もだいぶ違う?

OG:今回のNラインが1790kgで、アイオニック5はラウンジの2WDで1990kgもあります。

HR:そう考えると、コナはBEVにしては結構軽いクルマなんだね。乗っていても軽快感がある。

OG:試乗前のプレゼンで、204ps、255Nmのスペックなど動力系に手は入れていないが、EVモデルは元々、ボディ補強を結構入れているという話がありました。足まわりも、敢えて手を入れていないそうです。

HR:だからか。いい意味で速度感がないのは、シャシーやボディがしっかりしているからだね。足まわりの硬さは、これでちょうどいいと思う。

OG:内装の雰囲気はヒョンデらしい、使い勝手とデザインを両立した電化製品、例えばバルミューダのようですね。ギラギラしたSUVに辟易している人は一定数いるはずで、そのあたりの層にウケるかもしれません。

HR:欲を言えば、内装のスイッチ類はスッキリさせて欲しいかな。アイオニック5から乗り換えると、ちょっと気になってしまう。

OG:ヒライさん、ヒョンデの内装、癒されますね……。好きだなぁ……。

HR:いかん! このまま寝られても困るので、運転を変わってもらおう。

記事に関わった人々

  • 撮影

    花村英典

    Hidenori Hanamura

    1970年生まれ。東京写真専門学校を卒業後、ファッション誌、バイク誌を経てフリーランスへ。現在は自動車専門誌を中心に撮影。はじめて買った車はMR2(AW11)。ドライブとセダンとMTが好き。
  • 執筆 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。
  • 執筆

    小河昭太

    Shota Ogo

    2002年横浜生まれ。都内の文系大学に通う現役大学生。幼いころから筋金入りのクルマ好きで、初の愛車は自らレストアしたアウトビアンキA112アバルトとアルファロメオ2000GTV。廃部になった自動車部を復活させようと絶賛奮闘中。自動車ライターを志していたところAUTOCAR編集部との出会いがあり、現在に至る。instagram:@h_r_boy_

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