「1家4人」でV12を堪能! フェラーリ612 スカリエッティ UK中古車ガイド 秀抜な操縦性に実用性を融合

公開 : 2024.08.29 19:05

知っておくべきこと

オーナーなどから情報を集める限り、612 スカリエッティのV12エンジンは耐久性と信頼性に優れる様子。クルマの製造品質も、基本的には高いようだ。それでも、フェラーリの正規ディーラーか、このブランドを得意とするガレージでの整備を維持したい。

英国ではいくら払うべき?

5万ポンド(約950万円)〜5万9999ポンド(約1139万円)

初期の612 スカリエッティを英国では探せる価格帯。走行距離は、長くても8万kmほど。全体的に美しい状態のものが多いが、中には悪趣味なモディファイを受けている例もある。

6万ポンド(約1140万円)〜6万9999ポンド(約1329万円)

フェラーリ・ディーラーの整備記録が揃った、走行距離2万5000km以下の例が英国では見つかる価格帯。

7万ポンド(約1330万円)以上

フェラーリ612 スカリエッティ(2005年/英国仕様)
フェラーリ612 スカリエッティ(2005年/英国仕様)

2010年式など、非常に状態の良い612 スカリエッティが中心。HGT-CとHGT-Sパッケージを装備した例も、英国では出てくる。

英国で掘り出し物を発見

フェラーリ612 スカリエッティ 登録:2005年 走行距離:3万5400km 価格:6万2500ポンド(約1188万円)

サッカーのプレミアリーグ、アーセナルFCの選手だったヌワンコ・カヌ氏が所有していた、612 スカリエッティ。特注のブルーでボディは塗られ、インテリアはタンのレザー。整備記録が完璧に揃い、走行距離も短い。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジョナサン・ブライス

    Jonathan Bryce

    英国編集部。英グラスゴー大学を卒業後、モータージャーナリストを志しロンドンに移住。2022年からAUTOCARでニュース記事を担当する傍ら、SEO対策やSNSなど幅広い経験を積んでいる。
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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