2107馬力の「市販車最速」スポーツカー登場! 0-100km/h加速わずか1.81秒 リマック新型ネヴェーラR

公開 : 2024.08.22 06:05

リマック・ネヴェーラをさらに高性能に仕上げたハイパースポーツモデル「ネヴェーラR」が公開された。合計出力2017ps、0-100km/h加速1.81秒という驚異的なパフォーマンスを誇る。

40台限定モデル

新型リマック・ネヴェーラRが、0-100km/h加速わずか1.81秒という、市販車として最速の加速性能を実現した。標準のネヴェーラを大幅にアップグレードした高性能ハイパーカーだ。

4基の電気モーターから合計出力2107psを発生し、0-300km/h加速は8.66秒とされる。リマックによると、エアロダイナミクスなどを改善したことでハンドリング性能も大幅に高めているという。

リマック・ネヴェーラR
リマック・ネヴェーラR    リマック

ネヴェーラRは40台限定のスペシャルモデルで、標準のネヴェーラは150台限定とされている。しかし今年5月、同社社長のマテ・リマック氏が、発売から3年が経過したネヴェーラの150台すべてをまだ販売していないことを明らかにした。

マテ・リマック氏は、電動化が主流になるにつれて、「この分野のトップエンドが内燃機関車で差別化を図ろうとしている」ことが販売不振の原因だと述べた。

高いコーナリング性能を実現

電動 “ハイパースポーツカー” として開発されたネヴェーラRは、新設計のフロントエンドとリアエンド、より低い車高、そして多くのエアロ装備を追加している。

全輪トルクベクタリング技術はミシュランの新しいカップ2タイヤに合わせてチューニングされ、ステアリングラックも鋭いレスポンスと鮮明なフィードバックを実現するために見直された。これにより、最大アンダーステアが10%減少し、最大横グリップが5%向上したという。

リマック・ネヴェーラR
リマック・ネヴェーラR    リマック

新しい固定式リアウイングと大型フロントディフューザーを組み合わせ、最大ダウンフォースを15%、最大空力効率を10%向上させ、よりシャープで高速なコーナリングを可能にする。

また、193psのパワーアップに伴い、カーボンセラミック製のEVO2ブレーキが装備される。こうした改良の結果、ネヴェーラRはワインディングロードにおける「ドライビング・エキサイトメント」の「新たなベンチマークとなる」とされている。

標準車と同じ120kWhの駆動用バッテリーを搭載するが、航続距離が400kmから変化したかどうかはまだ明らかにされていない。

マテ・リマック氏は次のように述べている。

「お客様の要望に応えるため、絶え間ない改良を続けています。多くのお客様が、搭載されているすべての先進技術を駆使し、ネヴェーラのコーナリング性能を強調したクルマを求めていました」

「我々はその声に応え、記録的なネヴェーラのDNAはそのままに、より軽く、より速く、より焦点を絞ったネヴェーラRが誕生したのです」

ボディカラーは今のところネビュラ・グリーンのみが確認されており、今年後半に限定生産に入る予定だ。価格は197万ポンド(約3億7600万円)から。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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