【限定40台でPHEVモデルも】 アウディA8にグランドツーリング・リミテッド発表 精悍なイメージ際立つ
公開 : 2024.08.21 07:05
アウディはA8にICEとPHEV仕様の2モデルをベースとした限定車「グランドツーリング・リミテッド」を発表しました。ドライバーズカー/グランドツーリングカーとしての特徴を際立たせた限定モデルとなります。
フラッグシップセダンA8の限定モデル
アウディは、同社フラッグシップセダンA8の限定モデル「A8グランドツーリング・リミテッド」をメーカー希望小売価格(税込)1567万円とPHEVの1608万円で発売すると発表した。
A8グランドツーリング・リミテッドは、A8 55 TFSIクワトロとPHEV仕様の60 TFSI eクワトロの2モデルをベースに、A8のドライバーズカーとグランドツーリングカーとしてのキャラクターにフォーカスした限定モデルだ。
今回の限定台数は、55 TFSIクワトロのベースが30台、そしてPHEV仕様の60 TFSI eクワトロのベースが10台、合計40台となる。
両モデルともに、パワートレインは3L V型6気筒直噴ターボエンジンが、最大出力340ps/最大トルク50.99kg-mを発揮。PHEV仕様の60 TFSI eクワトロには、同エンジンにモーターを組み合わせ、4つのドライビングモードのうちEVモードを選択した際には、最大航続距離54km (WLTCモード)の四輪駆動による走行が可能だという。
本限定モデル2種共にコンフォートパッケージ、パノラマサンルーフ、バング&オルフセン3Dアドバンスト・サウンドシステム (23スピーカー)を搭載する。
各モデルの詳細
Sライン・スタイリングパッケージと、ブラックアウディリングス&ブラックスタイリングパッケージ(アウディ・エクスクルーシブ)が施され、特別装備のアウディ・スポーツ製ブラックの10スポークスターデザインアルミホイール9J×21、265/35 R21タイヤとともに、A8のキャラクターであるスポーティなドライバーズカーとして、精悍なイメージを際立たせているという。
さらに55 TFSIクワトロをベースとするモデルには、快適性を高めるコンフォートセンターアームレスト(フロント)、シートベンチレーション・マッサージ機能(フロント/リア)とともに、通常のアダプティブエアサスペンションに比べて車高を10mm低く設定するアダプティブエアサスペンションスポーツを特別装備する。
ボディカラーにも、RSモデルに採用されてきたエクスクルーシブカラーのスズカグレーメタリックを特別採用する一方、PHEV仕様の60 TFSI eクワトロをベースとするモデルには、スポーティなテイストの内装に仕上げるSライン・インテリアプラスパッケージとヘッドライニング・ブラック・ダイナミカとともに、ボディカラーには、セブリングブラック・クリスタルエフェクトを特別採用する。
アウディA8は、1994年の初代登場から、常にアウディのスローガン(技術による先進)を具現してきたという。
現行の第4世代A8も、革新的な軽量・高剛性ボディ設計アウディスペースフレーム(ASF)、高効率直噴エンジン、クワトロ(フルタイム4WD)、デジタルマトリクスLEDヘッドライトやマトリクスOLEDリアライト、最先端のドライバーアシスタンスシステムのほか、アウディのフラッグシップセダンに相応しい、充実した装備を搭載する。
2021年5月に発表した限定モデルアウディA8グランドツーリング・リミテッドは、A8のキャラクターを研ぎ澄ませた仕様・装備が高く評価され、発表まもなく完売。今回は、その基本コンセプトを守りながら、装備をさらに充実するとともに、新たにプラグインハイブリッド(PHEV)を設定することにより、選択肢を広げた。