【電動パフォーマンスの未来】 キャデラック発表のコンセプトカー 「オピュレント・ベロシティ」
公開 : 2024.08.22 06:25
象徴的なプロフィールとハイパーカーならではエクステリア
キャデラックのハイブリッドレーシングカー「Vシリーズ.R」に見られる美学を忠実に再現した「オピュレント・ベロシティ」は、ドラマチックにドレープされたサーフェスとシンプルで洗練されたモダンな外観、特徴的な低いシルエットとすっきりとしたフロントマスクで、人々の注目を集めると彼らは表現する。
フロントとリアの乗降は、美しく個性的な大きなバタフライドアによって、広々としたドア開口部が確保されており、同様に、エクステリアデザインの微妙な変化とコントロールされたサーフェスが、そのダイナミックなグラフィックとプロポーションを際立たせている。
キャデラックのバーティカル・ライティング・シグネチャーは、インテリアとつながるリア・トンネル照明に見られるクリスタル・フルーテッド・ディテールを追求し、大胆なバーティカル・テールランプをさらに引き立てた。
キャデラックのイルミネーション・バッジは進化を遂げ、3Dリットを採用することで、装飾、洗練、テクノロジーの相乗効果を強調し、精悍でラグジュアリーな外観に加えて、エクステリアは明るいゴールド・パールで塗装が施され、柔らかくエレガントな雰囲気を醸すと表現している。
キャデラック・アドバンスド・デザインマネージャー マガリー・ドゥベリ
「『オピュレント・ベロシティ』は、モータースポーツの力強いデザインからインスピレーションを得て、2+2のエアロダイナミック・ボディフォルムを実現しました。
このモデルは、あらゆる要素と感覚を包括的に考え、ハイパーカーの個性とラグジュアリーなデザイン、そして誇り高いまでの豪奢との完全なる融合をコンセプトにしています。これは、キャデラックが電動化されたラグジュアリー・パフォーマンスの分野をリードする意志を世界に示すものです」と語った。
芸術的な統合とユーザー体験
洗練されたインテリアが顧客を迎え入れ、瞬時に高級感に満ちた世界へといざない、広々とした車内は、リアからフロントへと滑らかに広がるドレープ状のサーフェスにより、すべての要素が宙に浮いているように見え、すっきりと途切れのない流れを実現しているとキャデラックはいう。
それらは3D情報対応ワイドスクリーンディスプレイ、フルデジタルコックピット、レースから着想を得たY字型ステアリングホイール、ボイスコマンドユーザーエクスペリエンス、直感的なインフォテイメントシステムなど、キャデラックの芸術的な統合技術の追求は、次世代テクノロジーによってより一層際立った。
先進的で意匠的なカラー、マテリアル、仕上げ
最新のカラー、マテリアル、フィニッシュデザイン(CMF)技術を駆使して丹念に作り上げられた「オピュレント・ベロシティ」は、デザインの伝統と未来の可能性が調和した色彩を描いている。
メタリックダークブルーのインテリアカラー「セレーネ」は、車両の大胆な個性を強調し、サーキットでの卓越したパフォーマンス性能を示し、クラフトマンシップは、メタルの芸術的なブラシ仕上げとグラデーションの美しい色合いをハードトーチ塗装技術により表現される。
3Dプリント技術を駆使してインテリア全体に施されたモチーフは、プリズムのような装飾の直線的なツートンカラーの刺繍を採用。車内のライティング効果や「Vシリーズ」の特徴である精緻さと呼応して、精密さとスピードを表し、ティントシルバーのパールフレークに包まれたクールな色調のフラックスファイバーが、軽量パフォーマンス素材の本質を華麗に体現した。
デジタルファブリケーションの精密さと伝統的なクラフトマンシップの細部にわたるこだわりを統合させ、エレガントなトーンを鮮やかでモダンな色調で引き立てた「オピュレント・ベロシティ」のコンセプトは、過去・現在・未来の融合がもたらす無限の可能性の証だと彼らは締めくくった