487馬力の「悪路専用EV」登場! フォード・マスタング “本気” のラリー仕様、約1460万円から

公開 : 2024.08.26 06:05

フォード・マスタング・マッハEラリーが英国で発売された。既存のマスタング・マッハEをオフロード走行向けに仕上げた高性能モデルで、シャシーも専用設定となる。

車高アップ、ボディ保護など専用設定

悪路走行に特化したフォードマスタング・マッハEラリーが英国で発売された。価格は7万6790ポンド(約1460万円)から。

既存のマッハE GTをベースにオフロード専用チューンを施したモデルで、ツインモーターで合計出力487psと最大トルク89.7kg-mを発生する。車高は標準車より20mm高く、専用設定のスプリングとショックアブソーバーにより走破性を高めている。

フォード・マスタング・マッハEラリー
フォード・マスタング・マッハEラリー

ホワイトの19インチ・ラリー用ホイールには、ミシュランのクロスクライメート・タイヤを履く。

走行モードには独自の「ラリースポーツ」が用意され、リニアなスロットル・レスポンス、よりアグレッシブなダンピング、滑りやすい路面でのトラクション向上を図る。また、トラクションとスタビリティ・コントロール・システムを「より大きなスライドができるように」調整するという。

容量91kWhのバッテリーとモーターは、厚いアンダーボディシールドによって岩や段差から保護される。ボディクラッディングには保護スプレーを塗布し、欠損や擦り傷のリスクを減らす。

フロントバンパーには2つのフックが内蔵され、「冒険がちょっとスパイシー」になったときに備えている。

フォードによると、マッハEラリーのスタイリングは伝説的なホットハッチ、フォーカスRSからインスパイアされたもので、特に「ドラマチック」なリアスポイラーが特徴的だという。

その他のユニークな要素としては、力強いフロントスプリッター、ブラックのルーフパネル、ラリースタイルのフォグライト、レーシングストライプなどが挙げられる。

インテリアでは、ホイールと同じホワイトを随所にあしらい、専用バッジとスポーツシートを備えている。

フォードによると、マッハEラリーのアイデアはラリークロスを愛好する従業員から生まれたという。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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