速い&快感! 世界をシビレさせる電動スポーツカー 10選 運転が楽しいEVはどれ?
公開 : 2024.08.31 18:05
電動化には賛否両論あれど、興味深いEVスポーツカーも少しずつ増えてきた。加速性能、ハンドリング、快適性、実用性……運転して楽しい「電動ドライバーズカー」はどれか。
もくじ
ーベストな電動ドライバーズカー
ー1. ヒョンデ・アイオニック5 N
ー2. ポルシェ・タイカン
ー3. アウディRS eトロンGT
ー4. リマック・ネヴェーラ
ー5. ロータス・エヴァイヤ
ー6. ピニンファリーナ・バッティスタ
ー7. マセラティ・グラントゥーリズモ・フォルゴーレ
ー8. MGサイバースター
ー9. BMW i4
ー10. キアEV6 GT
ベストな電動ドライバーズカー
電動化へのシフトを際立たせる分野があるとすれば、それは間違いなくスポーツカークラスだろう。
従来はガソリン漬けでアドレナリン全開のマシンの独壇場であったが、近年では無鉛ガソリンよりもリチウムイオンを好む競合車が増え続けている。素晴らしいと思える電動スポーツカーも出てきた。
電動パワートレインは、単なる高出力・高性能を実現するだけでなく、「ハイパフォーマンスカー」という定義自体も広げている。今回は運転の楽しいEVを取り上げるが、伝統的な低車高のスポーツモデルから曲線美のあるクーペ、大陸横断型グランドツアラー、さらには奇抜なSUVまで、幅広いジャンルにわたる。
もともとドライバーズカーを得意とするブランドもあれば、普段は地味なイメージのあるメーカーのクルマもある。EV革命によって競争の舞台が様変わりしているのは明らかだ。しかし、見た目はバラバラでも、ドライバーを楽しませるという点では共通している。
ありがたいことに、選択肢の数は年々増えている。それでは、現代最高の電動スポーツカーを紹介しよう。
1. ヒョンデ・アイオニック5 N
長所:自由自在に操れるハンドリング、強烈な直進加速性能、標準車より大幅アップグレード
短所:出力向上により効率性はダウン、サイズがかなり大きく感じられる
見た目はスポーツカーには見えないかもしれないが、ヒョンデ・アイオニック5 Nは、その圧倒的なパフォーマンスとハンドリングのダイナミズムから、電動スポーツカーに分類されるべきである。
同社の高性能車部門である「N」は、純粋なドライバーズカーを目指して開発し、見事にそれを実現している。これまでに生産された電動車の中でもトップのドライバーズカーと表現したい。
ツインモーター・パワートレインを搭載し、226psが前輪に、383psが後輪に送られる。合計出力は650psで、0-100km/h加速はわずか3.4秒だ。
6つのドライブモードが用意され、モーターのレスポンス、ダンパーの硬さ、ステアリングの重さ、スタビリティ・コントロールの感度を調整できる。ギミック的な特徴の1つは、3種類のサウンドから選べる合成エンジン音だ。
しかし、アイオニック5 Nは単に優れたスポーツカーというだけでなく、84kWhバッテリーの航続距離は約450km、最大充電速度は340kWと、日常使用にも秀でている。
適度に静かで快適でもあるため、通勤車としても、サーキット走行用マシンとしても楽しむことができる。