ボルボが「新型高級SUV」9月4日発表へ 新パワートレイン導入、人気のXC90大幅アップデート

公開 : 2024.08.26 18:05

ボルボのフラッグシップSUV「XC90」の改良型が9月4日に発表される。内外装のデザインを刷新し、新しいハイブリッド・パワートレインを導入する見込み。

2015年以来の大幅デザイン変更

スウェーデンのボルボは、9月4日に「大幅にリフレッシュされた」改良型XC90を発表する予定だ。

「ハイブリッドのXC90の新しいバージョン」を、新型EVのEX90の市場投入を祝うイベントで披露するとしている。

改良型ボルボXC90の予告画像
改良型ボルボXC90の予告画像    ボルボ

ボルボはまた、このイベントで「サプライズもあるかもしれない」と述べ、さらなる発表を控えていることを示唆した。

XC90は改良により、2015年の発売後初めてスタイリングが大幅に変更されると予想されている。角張ったスタイルのEX90を踏襲する可能性がある。

ボルボが公開した予告画像を見ると、新しいデイタイム・ランニング・ライトが採用され、「トールハンマー」のシグネチャーはアウトラインへと変更されるようだ。

また、EX90に続いてLiDARシステムが標準装備され、運転支援システムや安全システムが強化されるかもしれない。

インテリアもEX90のミニマルなレイアウトから影響を受けそうだ。多くの操作系が中央の14.5インチのインフォテインメント・タッチスクリーンに割り当てられることになるだろう。

メカニカルの変更についてはまだ情報公開されていないが、同じ吉利グループ傘下で関連性の深いLynk & Co 09と同じパワートレインが採用される可能性はある。

今年初め、Lynk & Co 09は発電用の2.0Lターボガソリンエンジンと3基の電気モーターを搭載するレンジエクステンダー・パワートレインを獲得した。

この組み合わせでは合計出力555ps、最大トルク86.1kg-mを発生する。40.1kWhのバッテリーを搭載し、電気のみの航続距離は約160kmだが、エンジンを稼働させることで最長1100kmを走行できる。

Lynk & Co 09には、最高出力255psのマイルドハイブリッド・ガソリンエンジンも設定されている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    英国編集部ビジネス担当記者。英ウィンチェスター大学で歴史を学び、20世紀の欧州におけるモビリティを専門に研究していた。2022年にAUTOCARに参加。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ愛知在住。幼少期から乗り物好き。住宅営業や記事編集者といった職を経て、フリーランスとして自動車メディアで記事を書くことに。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。

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