旧型「高性能SUV」が復活 部品を一新、ランドローバー・ディフェンダーV8 最新レストモッド

公開 : 2024.08.30 11:45

ランドローバーは旧型ディフェンダーのレストモッドモデルを公開した。外観を守りながら内外装を一新し、シャシーや車載メディアも現代的に仕上げている。

メーカー公式レストモッド

英国のランドローバーは8月28日、旧型ディフェンダーの公式レストモッド「クラシック・ディフェンダーV8 by ワークス・ビスポーク」を発表した。価格はベース車両込みで19万ポンド(約3600万円)から。

旧型モデル向けのサービスを展開するランドローバー・クラシック部門が開発したもので、シャシー、インテリア、エクステリアを一新し、外観を維持しながら可能な限りモダナイズする。

ランドローバー・クラシック・ディフェンダーV8 by ワークス・ビスポーク
ランドローバー・クラシック・ディフェンダーV8 by ワークス・ビスポーク    ランドローバー

自然吸気5.0Lの「AJ」V8エンジンとZF製の8速ATを搭載し、最高出力410psと最大トルク52.5kg-mを発生する。

ビルシュタイン製ダンパー、アイバッハ製スプリング、アンチロールバーによりハンドリングを向上させる。また、4ポットのアルコン製ブレーキを装備し、制動力を高めている。

インテリアでは、シート、ドアカード、ルーフライニング、ダッシュボードが5種類のレザーから選択できる。シートは快適性を優先したものと、レカロ製のボルスター付きスポーツシートの2種類が用意されている。

従来のラジオは3.5インチのタッチスクリーン付きデッキに交換され、オリジナルの美観を忠実に守りながら、ナビ、DABラジオ、Bluetooth接続が可能になった。

エクステリアでは、明るいLEDヘッドライトや、16インチまたは18インチのアルミホイールが用意される。サイドステップ、ラダー、LEDスポットライトなどのアクセサリーもある。ボディカラーと仕上げは、幅広いサンプルの中から購入者の希望に合わせて選択可能だ。

クラシック・ディフェンダーV8 by ワークス・ビスポークの英国価格は、4人乗りの90型が19万ポンド(約3600万円)から。5人乗りの110は19万9000ポンド(約3800万円)から、7人乗りは20万4000ポンド(約3890万円)からとなっている。

いずれも2012年から2016年の間に生産されたディフェンダーがベースとなり、ランドローバー自身が車両を調達する。

記事に関わった人々

  • チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    英国編集部ビジネス担当記者。英ウィンチェスター大学で歴史を学び、20世紀の欧州におけるモビリティを専門に研究していた。2022年にAUTOCARに参加。
  • 林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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