レンジローバー・スポーツ 詳細データテスト 増した円熟味 影を潜めたダイレクト感とシャープな走り

公開 : 2024.09.07 20:25

購入と維持 ★★★★★★☆☆☆☆

2022年にSVRの販売が終了した際、オプション抜きでだいたい11万3000ポンド(約2170万円)だった。今回のSVエディション・ワンは、本体価格が17万1460ポンド(約3292万円)だ。

JLR曰く、新型SVはまず、選ばれた顧客に少数のエディション・ワンを販売し、続いて5種類のキュレーテッドモデルのセレスティアルコレクションを投入。その5種類はカラーやトリムの組み合わせが決められており、天体や神話に由来するガイア/テイア/イオ/ヴェガ/ソルの名が与えられる。

ダークカラーのボディに、SVのエンブレムが際立つ。パフォーマンスやラグジュアリー、デザインや特別感など、この2文字から想像するものは人それぞれだろうが、それらすべてを盛り込もうとしたのが、今回のSVだ。
ダークカラーのボディに、SVのエンブレムが際立つ。パフォーマンスやラグジュアリー、デザインや特別感など、この2文字から想像するものは人それぞれだろうが、それらすべてを盛り込もうとしたのが、今回のSVだ。    MAX EDLESTON

このセレスティアルコレクションを何台販売するかは未公表だが、供給はかなり厳密に管理されるだろう。そして、強力なライバルの多いマーケットを慎重に切り抜けていくはずだ。今後、もう少しリーズナブルな値付けがされたとしても、驚くことではない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    英国編集部ライター
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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