「サファリ」の伝統を継ぐ 新型 日産アルマダ 北米で発表 世界制覇を掲げる3代目 3.5L V6で425ps 

公開 : 2024.09.05 19:05

3.5L V6ツインターボで425ps プロパイロットも実装

3代目アルマダのドライブトレインは、3.5L V6ツインターボ、VR35DDTTエンジンとシフトパドル付きの9速ATで構成。最高出力425ps、最大トルク71.2kg-mを発揮する。先代のアルマダはV8エンジンだったが、それより25psと14.2kg-m強化された。

アイドリングストップ機能や、シリンダー内のミラーコーティングなど、燃費向上技術も採用されている。最大牽引重量は、8500ポンド(約3855kg)。プロ-4Xとプラチナリザーブ・グレードでは、トレーラー・ブレーキコントローラーも追加される。

新型 日産アルマダ・プロ-4X(北米仕様)
新型 日産アルマダ・プロ-4X(北米仕様)    日産

日産がセーフティ・シールドと呼ぶ、高度な運転支援システムは共通で標準装備。プロパイロット・アシスト2.13も実装し、高速道路でのハンズオフ走行を叶えている。

スタイリングは、力強いプロポーションと精巧なディティールで仕上げたと、日産は表現する。フラットでスクエアなフォルムと、存在感あるフロントグリル、後端が斜めに立ち上がったサイドのグラスエリアが特徴だろう。

テールライトはLED。アルミホイールは18インチから22インチまで選べ、オプションでツートーン・ルーフを指定できる。

インテリアでは、14.3インチのツイン・タッチモニターのほか、マッサージ機能内臓のフロントシート、64色から選べる間接照明などを装備。一部のグレードでは、高級オーディオメーカーのクリプシュ社製12スピーカー・オーディオシステムも得られる。

車内空間は拡大。1列目と3列目では、足元のゆとりが大きくなった他、荷室容量は24%増したという。

3代目アルマダの日本での販売は、現状では伝えられていない。もし導入されれば、トヨタランドクルーザーレクサスLXなどと、良い競合関係になるのではないだろうか。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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