【開発総責任者、水野和敏さんが初公開】これまで語られなかったR35 GT-Rの「ナゼ?」を、直筆で公表!

公開 : 2024.09.08 08:05  更新 : 2024.09.08 10:03

世界初、内装に使われたカーボン製パネルを表紙に

こうした未公開の内容と貴重な写真を収録するにあたり、水野氏がこの書籍でこだわったのが「R35 GT-R =クルマとの一体感」と、本物だけが持つ上質感、そして時の経過と共に上がるヴィンテージ的な価値だった。

表紙と背表紙には、実際に2013年モデルまでセンターコンソールに採用されていた部品と同じカーボン製のパネルを採用。製作も、実際にR35 GT-Rのカーボン製部品のほぼ全てを手がけるチャレンヂ社において、同社の本社工場にあるR35 GT-Rと同じ製造設備と工法を使って製造している。

表紙と背表紙には、2013年モデルまでセンターコンソールに採用されていた部品と同じカーボン製のパネルを採用。
表紙と背表紙には、2013年モデルまでセンターコンソールに採用されていた部品と同じカーボン製のパネルを採用。    カルチュア・エンタテインメント

仕上げは、R35 GT-Rのリアウイングと同じ「艶消し黒色含有のクリア膜厚50~60ミクロン塗装」のカーボン製パネルに、書籍のタイトルをゴールドで箔押ししている。これは、水野氏がR35 GT-Rの開発でもこだわった、マットで立体感のある上質さを再現したものだ。

最後に水野氏のコメントで締めくくろう。

「R35 GT-Rを扱う雑誌や解説本は世界中で発刊され、今なお人気となっていますが、それらは評論家やライターの方が、人伝の話やメーカーの広報資料を基に、外から想像した視点から書かれています。そして今、世界的なEV(電気自動車)への移行に伴い、ガソリンエンジン搭載の高性能スポーツカーヘの関心は、投機的な価値を含めて高まり、中古車の市況価格も異常な跳ね上がりとなっています。

発表発売後15年を経たR35 GT-Rも生産終了の時期が近づいており、各イヤーモデルも発売後には即完売状態です。こうした状況になった今だから、今まで公表せずに私の内に留めていたクルマ創りの哲学や商品への執念、超短期間の内に世界最高の超高性能なスーパーカーを開発すると共に、世界ブランドとして市場に定着させたシナリオ、R35 GT-Rに隠されているユニークな世界超ド級の独自テクノロジーと、織り込んだ特殊な性能や機能と信頼性などを、自身で直筆して、R35 GT-Rを愛好されるオーナーやファンに向けて、正しい内容を語り説きたいと思っています」

The GT-R “My philosophy and my original technologies”

仕様/体裁
The GT-R “My philosophy and my original technologies”
本体:A4/212ページ
仕様:ドライカーボン製パネル表紙ハードカバー
備考:プレミアム収納BOX付き/シリアルナンバー入り
全冊水野氏の直筆サイン入り/日英同時表記、同時受注
お届け予定時期:2024年11月
本体価格:20万円(税込価格22万円)
販売方法:カルチュア・エンタテインメント ネコパブショップ(EC 受注限定)
URL:https://nekopublishing.myshopify.com/collections/the-gt-r
PR動画:https://youtu.be/UMLjdkwDerk

*NordRingスペック本体価格:25万円(税込価格27万5000円)
鈴木利男氏と水野和敏氏のサイン入りカーボン製プレートを背表紙に追加。さらに鈴木利男氏による、特別版R35 GT-Rの開発秘話が収録された小冊子付き。

NordRingスペックは、鈴木利男氏と水野和敏氏のサイン入りカーボン製プレートを背表紙に追加。
NordRingスペックは、鈴木利男氏と水野和敏氏のサイン入りカーボン製プレートを背表紙に追加。    カルチュア・エンタテインメント

記事に関わった人々

  • 執筆 / 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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