欧州でも「主流」が変わった? 増え続けるオートマ(AT)車 初心者にもおすすめのモデル 10選

公開 : 2024.09.15 18:05

3. スコダ・ファビア

長所:素晴らしい乗り心地。使いやすいインテリア。
短所:運転しにくい。傷つきやすいプラスチックの内装。

イビサと同様、スコダ・ファビアも中身はフォルクスワーゲン・ポロと同じなので、1.0L TSIガソリンエンジンに7速ATが組み合わされている。

3. スコダ・ファビア
3. スコダ・ファビア

価格は2万1780ポンド(約410万円)で、セアトより若干安い。

AUTOCARがスコダ・ファビアを気に入っているのは、広くて実用的で、本当に使いやすいインテリアを持っているからだ。

さらに、市販されている一部の高級モデルよりも乗り心地がよく、日常の足としての魅力を大きく高めている。イビサほど運転が楽しいわけではないが、小型車としては非常に優れている。

4. トヨタヤリス

長所:クラストップの経済性。街中での走行性能に優れる。
短所:後部座席とトランクが狭い。エンジンがマニア向けではない。

トヨタ・ヤリスにもATが標準装備されているが、他車とは少し異なる。

4. トヨタ・ヤリス
4. トヨタ・ヤリス

「e-CVT」と呼ばれるもので、最も効率の良いギアを自動選択するようにプログラムされている。ありがたいことに、表面上は従来のATと同じような働きをする。

ヤリスの英国価格は2万2640ポンド(約425万円)からで、現在販売されているこの種のクルマの中では最も安い部類に入る。エンジンはハイブリッドの1.5Lガソリン1種類だけなので、とてもシンプルだ。

最高出力115psと、欧州WLTPサイクルで最高30.0km/lというクラストップレベルの低燃費を両立している。

この燃費は日常走行でも実際に達成できるものだ。また、0-100km/h加速は9.7秒と、決して遅いわけではない。

5. ジープアベンジャー

長所:優れたエネルギー効率。EV仕様よりバランスが取れている。
短所:他のマイルドハイブリッド車の方が運転は楽しい。実用性に欠ける。

ジープのコンパクトクロスオーバー、アベンジャーは当初EVとして大々的に登場したが、その後マイルドハイブリッド車が追加された。1万ポンド(約190万円)近く安価な上、ご存知の通りATが選べる。

5. ジープ・アベンジャー
5. ジープ・アベンジャー

これはオペル/ヴォグゾールコルサプジョー208(どちらもジープと同じくステランティス傘下)と同じ6速DCTで、トランスミッションに電気モーターが搭載されている。

電気モーターとトランスミッションの組み合わせにより、中速域でのパフォーマンスを30%向上させるが、シフトアップやシフトダウンが遅いことがある。

とはいえ、アベンジャーのラインナップに用意されているEV仕様やMT車よりも良い選択肢であることに変わりはない。最高出力128ps、最大トルクは20.8kg-mで、ほとんどのドライバーにとって十分すぎるほどだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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