2024年更新版 1台あれば何でもできる! 合理的で優れたステーションワゴン、今注目のモデル 10選

公開 : 2024.09.22 18:05

10. アウディA6アバント

長所:豪華で高級感あるキャビン。長距離走行での経済性。快適な長距離クルーザー。
短所:選択肢の限られたパワートレイン。トランクの広さはいまいち。後部座席が狭い。

アウディA6アバントは、新しさや走りの楽しさではライバルのEクラスや5シリーズに敵わないが、それでも多くの利点がある。

10. アウディA6アバント
10. アウディA6アバント

英国では4気筒ガソリン、ディーゼル、PHEVの各種パワートレインが用意されている。ドライビング・ダイナミクスでBMWを追いかけるのではなく、機械的な洗練性と快適性を重視している。

インテリアは広々としていて高級感があり、車内で時間を過ごすのも楽しい。マルチメディア・システムの触覚フィードバックはいまいち不器用だが、反応は素早く、空調コントロールには個別のスクリーンが用意されているため比較的使いやすい。

実用性の面でも高く評価できる。トランク開口部は広く、565Lの容量がある。ルーフの角度によって背の高い荷物は積み込みづらいが、開口部に厄介な敷居がないため重い荷物を運ぶのには便利だ。40:20:40分割可倒式リアシートを折りたためば、1680Lに拡大される。

速く走りたければ、RS6アバントもある。V8ガソリンエンジンは素晴らしいパワートレインであり、M5ツーリングやE 63ステーションワゴンのような複雑なハイブリッドシステムもない。

RS6アバントはドライビング・ダイナミクスも優れ、アウディの中でも屈指の速さを誇る1台だ。BMWのMモデルのような派手さはないが、リアバイアスの出力配分とよく調整された四輪操舵システムと相まって、飽きずに楽しませてくれる。

記事に関わった人々

  • イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • サム・フィリップス

    Sam Phillips

    英国編集部ライター
  • 林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ。テレビゲームで自動車の運転を覚えた名古屋人。ひょんなことから脱サラし、自動車メディアで翻訳記事を書くことに。無鉄砲にも令和5年から【自動車ライター】を名乗る。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴとトマトとイクラが大好物。

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