リンカーンMKXの2016年モデル

公開 : 2015.01.15 22:10  更新 : 2017.06.01 02:11

2016年モデルとなる新しいリンカーンMKXが、デトロイト・モーターショーで公開された。

フォードとしては、拡大方向にあるラグジュアリーSUV市場に於いて、よりリンカーンの存在感を強いものにしたいという意向があるようだ。その目標を達成するため、MKXに新しいテクノロジー、装備のアップグレード、より効率的なエンジン、そしてリフレッシュしたデザインを与えた。

エンジンは、現行のMKXに使用される3.7ℓV6ガソリンもそのまま設定されるが、メイン・ストリームとなるエンジンは新しい2.7ℓV6エコブーストに変更された。キャパシティは小さくなったものの、パワー、トルクは325ps、51.2kg-mと、3.7ℓエンジンよりも30ps、12.4kg-mほど大きくなっている。

両方のエンジン共に、標準はFWDで6速オートマティック・トランスミッションという組み合わせ。オプションとして4WDが用意される。

また、シャシーがアップグレードされ、新しいインテグラル・リンク・リア・サスペンションが採用された結果、乗り心地とハンドリングが飛躍的に向上したとフォードではコメントしている。更に、電子制御のスイッチャブル・ダンパーは、ノーマル、スポーツ、コンフォートの3段階に切り替えが可能だ。

この他、360°サラウンドビュー・カメラ、LEDヘッドランプ、オートホールド・ハンド・ブレーキ、衝突防止システム、急ブレーキ時のハザードランプ点灯装置などといったテクノロジーも新たに採用されている。

インテリアは、マッサージ機能を持つ22ウェイの電動フロント・シート、19スピーカー・システムなどがオプションとして選択可能。また、ダウンロードしたアプリによって、離れた位置からエンジンのスタート、ドアのロック/アンロック、車両位置発見などが可能だ。

発売は今年の秋からの予定で、ヨーロッパ市場への投入予定は現在のところないという公式発表があった。

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