【スターキャンプ2024でオーナーに聞く】2代目デリカ・スターワゴンは予想外の沼だった!

公開 : 2024.09.16 07:05

アジア諸国からパーツが出てきて予想以上の沼に

2代目デリカ・スターワゴンは、1999年に国内での生産が終了した。そのため、もはやネオクラシックだといえ、完調を維持するのが大変そうに思えるが、白土さんによるとまだまだ足として普通に使えるそうだ。

「やはり、一部のパーツはもう出てきませんが、海外でノックダウン生産されていたので、個人輸入でアジア諸国から部品を入手できるんですよ」

オーナーの白土克典さんは現在46歳。いろいろ試行錯誤しながら乗っている。
オーナーの白土克典さんは現在46歳。いろいろ試行錯誤しながら乗っている。    高桑秀典

どうやら台湾で2WDの新車をいまでも造っているらしく、中国もまだどこかで製作している噂もありつつ、韓国のヒョンデにおいても3代目デリカをノックダウン生産していたそうなのだ。そのため、ウェザーストリップなどの新品が2024年も手に入るのだという。

「いやぁ~、思っていた以上に沼でした。これほどまでにクルマ趣味を満喫させてくれるキャンピングカーは他にないですよ。この年齢になって、自分で燃調やブーストをイジることになるとは思っていませんでした」

キャンプ場というロケーションで見たので、最初のうちは気づかなかったが、タイヤとボディの位置関係を確認してみたら車高が上がっていそうだったので、そのあたりのことについても伺ってみた。

「DIYで3インチアップして公認を取っています。2代目デリカ・スターワゴンを愛用している仲間うちを回りに回って、社外パーツが私のところにやってきました」

そういうルートがあるからイジれるという点も、立派なネオクラシックの証だといえるだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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