ロータスの “エスプリ” 受け継ぐ新型スポーツカー 1000馬力で「カーボンむき出し」大胆EV、市販化の予定は

公開 : 2024.09.18 18:05

ロータスの次なる展開は?

セオリー1は公式にはコンセプトだが、そのアイデアの多くは、現在開発中の次世代スポーツカー「タイプ135」に採用される可能性が高い。タイプ135はエリーゼやエミーラの後継車として2026年発売予定だ。

しかし、タイプ135の開発プログラムには疑問が残り、英国ノーフォークの施設の将来性も不明瞭だ。

ロータス・セオリー1コンセプト
ロータス・セオリー1コンセプト    ロータス

スポーツカーに先立ち、「タイプ134」と呼ばれる電動SUVが発売される予定だ。エレトレよりも小型のモデルで、デザインにはセオリー1の影響を受ける可能性がある。

ロータスは今年上半期に3億3200万ポンド(約620億円)の損失を計上し、最近、米国で中国製EVに課された追加輸入関税を受けて販売目標を下方修正した。また、多数の人員削減も行われている。

記事に関わった人々

  • ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    英国編集部ライター
  • 林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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