【代々乗り継ぐNボックスファンへ】 ホンダNボックスならではの新しい魅力 「ジョイ」登場

公開 : 2024.09.19 11:00

活況な軽スーパーハイトワゴン市場を牽引する一台が、ホンダNボックス。そのNボックスに「これまでとは異なるタイプのモデル」である「ジョイ」が誕生します。同車ならではの新しい魅力にNAとターボ仕様を用意。

ホンダNボックス・シリーズのニューモデル『ジョイ』が登場

軽スーパーハイトワゴン市場が活況で、コロナ禍以降、市場規模が60万台まで回復した。

そのような状況の中で、Nボックスはフルモデルチェンジされてからも22万台規模で推移しており、3年連続で新車販売台数第1位を獲得している。

Nボックスが有している基本性能の高さに加え、Nボックス・ジョイにしかない新しい独自価値がユーザーに提供される。
Nボックスが有している基本性能の高さに加え、Nボックス・ジョイにしかない新しい独自価値がユーザーに提供される。    高桑秀典

現行モデルである3代目も、デザイン、パッケージ、走り、静粛性、安全性、装備といった多方面でユーザーから高い評価を獲得しており、さらに保有台数が拡大。NボックスからNボックスに乗りかえるファンも増え、256万台という保有台数を誇っている。

そんな、増え続けるNボックス・ユーザーの新たな選択肢として、今回、新たな派生モデルである「Nボックス・ジョイ」が導入されることになった。

どうやらホンダは、初代Nボックスから2代目Nボックスに乗りかえ、3台目の愛車も現行Nボックスにしようと思っているユーザーが「これまでとは異なるタイプのモデルがあるとウレシイ」と思っている、そんなニーズが確実にあることを以前から想定していたようだ。

なんと、Nボックス/Nボックス・カスタム/Nボックス・ジョイという3モデルは、開発時から設定されていたという。

つまり、Nボックス・ジョイはこの度ニューモデルとして登場することになったが、実は開発自体はNボックス/Nボックス・カスタムと同時スタートだったのだ。内外装とも見事に差別化され、Nボックス・ジョイにしかない独自の価値が備わっているのには、そういった理由があったのだ。

自由な姿勢で、のんびり楽しむ「ふらっとテラス」が見どころ

コロナ禍で加速した価値観の変化によって、移住、テレワーク、国内旅行がより一般的なものとなった。

遊びの価値観も変化し、キャンプはグランピングへ、映画鑑賞はストリーミングへと移行。

タフネスカラーとなっているインテリアのキーワードは、汚れを気にすることなく使える『ナチュラルりらっくすコーディネート』。
タフネスカラーとなっているインテリアのキーワードは、汚れを気にすることなく使える『ナチュラルりらっくすコーディネート』。    高桑秀典

もっと気楽に、という想いの中で、誰でも簡単に仲間と開放感を楽しめる『チェアリング』が注目されており、リアシートを倒すと『ふらっとテラス』が現れるNボックス・ジョイは、心に余裕を持ち、自分らしく楽しむエンジョイ・マイペース・ボックスというコンセプトを打ち出している。

ホンダが想定しているコアユーザーは、生活に求める価値観がインドアでもアウトドアでもリラックスしたいというものになっている20代の若者で、彼ら彼女らと共通の価値観を持つプレファミリーや50~60代の夫婦もターゲット。

Nボックスが有する安心、信頼の土台のもとで提供される、Nボックス・ジョイならではの新しい魅力を幅広い年齢層が堪能できる。

インテリア・CMF(カラーマテリアルフィニッシュ)デザインは、ジェンダーフリーで、気楽に使えて長く愛せるチェック柄を採用。ブルーとオレンジが入った遊び心のあるカラーミックス糸が使われ、Nシリーズ初となる撥水表皮となっている。

『ふらっとテラス』は座り心地を向上させるため、フレームの凹凸を感じさせないプレートが入っている点もポイントだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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