【新型スペーシア・ギア登場】 10マイルの日常で冒険を! アクティブ軽ハイトワゴンがさらに進化

公開 : 2024.09.20 11:00

インテリアはオレンジを効かせつつ

インテリアは、エクステリアと共通のデザインコンセプトとし、よりデザインに一体感を持たせることにこだわった。

新型スペーシアで使いやすさを重視し採用した助手席側のビッグトレイなどにカーキグリーンを配色することで、ツールボックスのような頑丈な印象を際立たせた。

エクステリアと共通のデザインコンセプトとし、一体感を持たせた。
エクステリアと共通のデザインコンセプトとし、一体感を持たせた。    内田俊一

同時にシャットダイヤル、シートステッチ、シートバックタグ、メーターにオレンジのアクセントカラーを施すことで個性の強さを演出。シートバックメッシュポケットには、山を登るスペーシアギアをあしらったイラストタグが追加された。

シート表皮は撥水機能とタフな印象がひと目で伝わるよう、エンボスの艶感と凹凸感のバランスを吟味。柄感はハードな山やタイヤパターンをイメージした意匠とし、無骨かわいいギアだからこそ提案できる、大胆な大柄となっている。

メーターはタフなアウトドアギアを感じさせるデザインを目指し、特徴的な丸テーマをベースに、アウトドアウォッチのようなハードなディティールに、オレンジのアクセントを施した。

機能面は、先代から引き続き採用する撥水加工シートや防汚ラゲッジボード、ルーフレールなどの専用装備に加え、新型スペーシア・シリーズにも搭載しているステアリングヒーター、電動パーキングブレーキを標準設定。

また、アウトドアシーンでの使い勝手を考慮し、先代よりも後席を格納した時の荷室の高さを上げて、よりフラットな床面を実現。マルチユースフラップ(後席座面前端に配されたものでオットマンだけでなく、荷物が落ちないようにも出来る)を全グレード標準設定とした。

なお、グレード構成はNAのハイブリッドXZとターボのハイブリッドXZターボそれぞれに2WDと4WDが用意され、全車マイルドハイブリッドを搭載。価格は195万2500円~となる。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    内田俊一

    日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を生かしてデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。長距離試乗も得意であらゆるシーンでの試乗記執筆を心掛けている。クラシックカーの分野も得意で、日本クラシックカークラブ(CCCJ)会員でもある。現在、車検切れのルノー25バカラとルノー10を所有。
  • 編集

    平井大介

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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