2024年版 世界最高峰のハイパーカー 「速さ」の限界に挑む “夢” の超高性能車 10選

公開 : 2024.11.09 18:05

10. GMA T.50

長所:4.0LのコスワースV12。見事な走り。
短所:100台しか生産されない。実用的ではない。

1992年に登場したマクラーレンF1のデザイナーとして知られるゴードン・マレー氏が、自らの会社を立ち上げて開発したハイパーカーである。GMAとは社名のゴードン・マレー・オートモーティブ社の略。

10. GMA T.50
10. GMA T.50

T.50は、世界中の自動車愛好家が夢中になりそうな1台だ。まず、電気モーターを使わず、代わりに最高出力663ps、最大回転数1万2000rpmの4.0L自然吸気V12エンジンを採用している。

さらに、マクラーレンF1と同様に、厳格な軽量設計とエンジニアリング、そしてコンパクトさを踏襲している。キャビンは3人乗りで、運転席は中央に配置されている。マクラーレンF1の現代版と言っても過言ではないだろう。

そして、T.50の特別感と希少性を大きく高めているのが、他の市販車にはないアクティブ・エアロダイナミクス「ファンカー」だ。巨大なファンの回転によってボディを強制的に地面に押さえつけるというもので、これもゴードン・マレー氏のこだわりの技術である。

記事に関わった人々

  • ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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