【標準装備を見直し】 メルセデス・ベンツCLE 200 クーペに「スポーツスタイル」 価格も戦略的に

公開 : 2024.09.23 07:25

快適装備は?

CLE専用に開発されたスポーツシートやナッパレザーのストラップを採用したイージーエントリー機能など、プレミアムクーペに相応しい数々の専用装備が乗員の快適性を高める。

フロントシート

サイドの張り出しを強めたCLE専用のスポーツシートを採用。優美な曲線を描くバックレストのステッチは、スポーティなシートデザインにエレガントなタッチを加えることで、プレミアムクーペならではの上質な印象を高め、シートベンチレーター(シートヒーター機能含む)(運転席・助手席)も標準装備されており、前席乗員に快適な空間を提供する。

リアシート

メルセデス・ベンツCLE 200 クーペ・スポーツスタイル(ISG搭載モデル)発表。
メルセデス・ベンツCLE 200 クーペ・スポーツスタイル(ISG搭載モデル)発表。

左右独立式のリアシートを採用。居住性に優れたゆとりある空間となり、従来型Eクラス・クーペに対して室内幅は肩部で54mm拡大するなど、後席乗員も快適なクルージングを楽しむことができ、さらには、40:20:40の分割可倒式シートとなっており、多彩なシートアレンジが可能で使い勝手に優れるという。

トランクルーム

フラットなトランクフロア形状と、出っ張りの少ないトリム形状によりシーンにあわせて柔軟に使える優れたトランクルームとなっており、容量は2ドアクーペながら420Lを確保。自動開閉トランクリッドやフットトランクオープナーも標準で備わり、利便性が高くなっている。

ベルトフィーダー

シートベルトの装着を容易にするベルトフィーダーを標準装備。前席乗車時にドアを閉めると、シートベルトを前に送り出し、ロングドアを持つクーペモデルに相応しい利便性の高い装備である。

アンビエントライトプレミアム

美しく独創的なライティングが車内の洗練された雰囲気を一層高めるアンビエントライトプレミアムを標準装備。

64色から好きなカラーを選べる他、複数のカラーを組み合わせた演出も可能だ。直接光と間接光の組み合わせが先進的に車内を彩るばかりでなく、アクティブブラインドスポットアシストの降車時警告灯としても 機能する。

その他の便利機能は?

MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)

これまで以上に学習能力を高めた第3世代のMBUXを採用した。ルーティン機能の搭載やさらに使い勝手の良くなったメニューや音声認識など、大幅に進化したデジタル体験を提供し、メルセデスのクーペとして最もインテリジェントなモデルとなっているという。

ハイ、メルセデス:音声アシスタント

音声アシスタント「ハイ、メルセデス」は、メルセデス・ミー・アプリ内のオンラインサービスを起動することで、優れた対話と学習機能を発揮する。新採用のジャスト・トーク機能により、音声操作をキーワードの「ハイ、メルセデス」を発話せずに行うことができるようになり、利便性が高まったと発表した。この新機能が起動すると、ディスプレイ上部に赤いマイクのマークが表示され、車両がボイスコマンド待ちの状態となる。

パーソナライゼーション

メルセデス・ベンツCLE 200 クーペ・スポーツスタイル(ISG搭載モデル)発表。
メルセデス・ベンツCLE 200 クーペ・スポーツスタイル(ISG搭載モデル)発表。

パーソナライゼーション機能では、ユーザー個々のプロファイルを作成し、運転席のシートメモリーやミラー位置の設定、アンビエントライトのカラー設定、お気に入りのラジオ放送局、その他の機能を保存できるようになっている。パーソナルプロファイルへのアクセスは指紋や声による生体認証に対応しており、利便性だけではなくセキュリティも高めている。

ルーティン

日々行う車内での操作を簡略化するルーティン機能を搭載。日々の乗車中に行う操作の流れを「ルーティン」として組み立て、一定の条件を満たした場合に各種機能を作動させることで、ドライバーの車内での操作負担を軽減するという。

あらかじめいくつかのテンプレートが用意されている他、ユーザー自らルーティンを作成することもでき(例:「室内の温度が12℃以下になった場合、シートヒーターをオンにしてアンビエントライトを暖かなオレンジにする」など)

ゼロレイヤー

よりシンプルかつ柔軟な新しいユーザーインターフェースであるゼロレイヤーを採用。ユーザーの習慣や状況に応じて、各種情報や機能を流動的かつ予測的に表示する先進的なインターフェースだという。トップ画面上に必要な情報や機能が必要な時に表示されるため、ユーザーはメニュー画面を呼び出し階層を辿ったり、画面をスクロールして目的の機能を呼び出す必要がなくなるなど、操作負担を大幅に低減する。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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