【詳細データテスト】アストン・マーティン・ヴァンテージ 速さと快適性を高次元で両立 魅力的な改良

公開 : 2024.09.28 20:25  更新 : 2024.09.30 01:21

スペック

レイアウト

ヴァンテージはトランスアクスル式ギアボックスを踏襲し、楽しませてくれるソリのような限界ハンドリングと、完璧に50:50の前後重量配分を実現した。

アルミモノコックシャシーは、先代より剛性をアップ。フロントがダブルウィッシュボーン、リアがマルチリンクのサスペンションは維持。e-デフはGKN製だ。

エンジン

トランスアクスル式ギアボックスやサスペンション形式は踏襲するが、アルミモノコックシャシーは先代より剛性をアップ。前後重量配分は50:50。e-デフはGKN製だ。
トランスアクスル式ギアボックスやサスペンション形式は踏襲するが、アルミモノコックシャシーは先代より剛性をアップ。前後重量配分は50:50。e-デフはGKN製だ。

駆動方式:フロント縦置き後輪駆動
形式:V型8気筒3892ccツインターボチャージャー、ガソリン
ブロック・ヘッド:アルミニウム
ボア×ストローク:φ83.0×92.0mm
圧縮比:8.6:1
バルブ配置:4バルブDOHC
最高出力:665ps/6000rpm
最大トルク:81.6kg-m/2750-6000rpm
エンジン許容回転数:7000rpm
馬力荷重比:398ps/t
トルク荷重比:48.8kg-m/t
エンジン比出力:173ps/L

ボディ/シャシー

全長:4495mm
ホイールベース:2705mm
オーバーハング(前):925mm
オーバーハング(後):865mm

全幅(ミラー含む):2120mm
全幅(両ドア開き):3710mm

全高:1275mm
全高(テールゲート開き):1990mm

足元長さ(前席):最大960mm
足元長さ(後席):最大-mm
座面~天井(前席):最大1130mm
座面~天井(後席):-mm

積載容量:235-346L

構造:アルミモノコック
車両重量:1670kg(乾燥重量・公称値)/1745kg(実測値)
抗力係数:-
ホイール前/後:9.5Jx21/11.5Jx21
タイヤ前/後:275/35 ZR21/325/30 ZR21
ミシュラン・パイロットスポーツS 5 AML
スペアタイヤ:なし(タイヤ修理キット)

変速機

形式:8速AT
ギア比/1000rpm時車速〈km/h〉
1速:4.71/9.5 
2速:3.14/14.2 
3速:2.11/21.1 
4速:1.67/26.7 
5速:1.29/34.4 
6速:1.00/44.6  
7速:0.84/52.9   
8速:0.67/66.5 
最終減速比:3.03:1

燃料消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:8.1km/L
ツーリング:10.1km/L
日常走行:9.5km/L
動力性能計測時:2.3km/L

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):-km/L
中速(郊外):-km/L
高速(高速道路):-km/L
超高速:-km/L
混合:8.2km/L

燃料タンク容量:66L
現実的な航続距離:594km(平均)/737km(ツーリング)/695km(日常走行)
CO2排出量:274g/km

サスペンション

前:ダブルウィッシュボーン/コイルスプリング、アダプティブダンパー、スタビライザー
後:マルチリンク/コイルスプリング、アダプティブダンパー、スタビライザー

ステアリング

形式:電動機械式、ラック&ピニオ
ステアリングレシオ:12.8:1
ロック・トゥ・ロック:2.3回転
最小回転直径:12.0m

ブレーキ

前:400mm通気冷却式カーボンセラミックディスク、6ポット
後:360mm通気冷却式カーボンセラミックディスク、4ポット
制御装置:ABS、EBD
ハンドブレーキ:電動、全自動

静粛性

アイドリング:57dBA
全開時(4速):96dBA
48km/h走行時:65dBA
80km/h走行時:69dBA
113km/h走行時:73dBA

安全装備

DSC/ABS/EBD/EBA/TC/HBA/AEB/FCW/TSR/LKA/LDW/RCTA
Euro N CAP:テスト未実施
乗員保護性能:成人-%/子供-%
交通弱者保護性能:-%
安全補助装置性能:-%

発進加速

テスト条件:乾燥路面/気温22℃
0-30マイル/時(48km/h):1.7秒
0-40(64):2.3秒
0-50(80):2.9秒
0-60(97):3.5秒
0-70(113):4.3秒
0-80(129):5.1秒
0-90(145):6.0秒
0-100(161):7.0秒
0-110(177):8.1秒
0-120(193):9.5秒
0-130(209):11.0秒
0-140(225):12.7秒
0-150(241):15.1秒
0-160(257):17.5秒
0-402m発進加速:11.4秒(到達速度:213.2km/h)
0-1000m発進加速:20.2秒(到達速度:271.0km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
ポルシェ911ターボS(2022年)
テスト条件:乾燥路面/気温24℃
0-30マイル/時(48km/h):1.1秒
0-40(64):1.5秒
0-50(80):2.0秒
0-60(97):2.5秒
0-70(113):3.2秒
0-80(129):3.9秒
0-90(145):4.7秒
0-100(161):5.7秒
0-110(177):6.9秒
0-120(193):8.0秒
0-130(209):9.4秒
0-140(225):11.2秒
0-150(241):13.1秒
0-160(257):15.2秒
0-402m発進加速:10.4秒(到達速度:218.7km/h)
0-1000m発進加速:19.0秒(到達速度:276.5km/h)

中間加速

20-40mph(32-64km/h):1.4秒(2速)/2.4秒(3速)

30-50(48-80):1.2秒(2速)/1.7秒(3速)/2.4秒(4速)/3.6秒(5速)

40-60(64-97):1.2秒(2速)/1.4秒(3速)/1.9秒(4速)/2.7秒(5速)/4.4秒(6速)

50-70(80-113):1.4秒(3速)/1.8秒(4速)/2.3秒(5速)/3.5秒(6速)/5.1秒(7速)

60-80(97-129):1.5秒(3速)/1.8秒(4速)/2.3秒(5速)/3.3秒(6速)/4.4秒(7速)/8.4秒(8速)

70-90(113-145):1.6秒(3速)/1.9秒(4速)/2.4秒(5速)/3.2秒(6速)/4.1秒(7速)/7.2秒(8速)

80-100(129-161):2.0秒(4速)/2.4秒(5速)/3.2秒(6速)/4.0秒(7速)/6.6秒(8速)

90-110(145-177):2.1秒(4速)/2.6秒(5速)/3.4秒(6速)/4.2秒(7速)/6.7秒(8速)

100-120(161-193):2.7秒(5速)/3.6秒(6速)/4.5秒(7速)/6.8秒(8速)

110-130(177-209):2.8秒(5速)/3.8秒(6速)/4.8秒(7速)/7.3秒(8速)

120-140(193-225):3.1秒(5速)/4.2秒(6速)/5.0秒(7速)

130-150(209-241):4.0秒(5速)/4.5秒(6速)/5.5秒(7速)

ドライ制動距離

テスト条件:乾燥路面/気温22℃
30-0マイル/時(48km/h):8.0m
50-0マイル/時(64km/h):21.4m
70-0マイル/時(80km/h):41.7m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.34秒

ウェット制動距離

テスト条件:ウェット路面/気温22℃
30-0マイル/時(48km/h):10.6m
50-0マイル/時(64km/h):28.1m
70-0マイル/時(80km/h):56.2m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:3.52秒

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    英国編集部ライター
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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