「6気筒」へ一新の2代目 BMW M3(E36) UK版中古車ガイド(1) 胸が高鳴るドライバーズカー
公開 : 2024.10.12 17:45
オーナーの意見を聞いてみる
高性能なスポーツカーを何台も乗り継いできたという、アル・フランクス氏。1996年式の後期型M3 コンバーチブルを、3年前に購入したという。
「これまで60台以上のクルマを所有してきました。少し飽きっぽい性格で、頻繁に乗り換えてきたんですよ。M3は複数所有していて、初代のE30と3代目のE46もあります」
「E36型は、ずっと残しておきたいですね。マホガニーの化粧パネルが気に入っています。グローブボックスの中にプレイステーションが仕込まれていて、リアには巨大なスピーカーが載っています。前オーナーは、ラッパーっぽい感じだったのかも」
「コンバーチブルを選んだ理由は、週末に家族で楽しみたいと考えたから。購入時はソフトトップが動かなかったんですが、ヒューズのある場所がわかりにくく、交換に400ポンド(約8万円)もかかりました」
「去年は下回りを再塗装し、フルード類を全交換。錆びていたボルトやナットも交換しました。E46ほどドライバーズカーという感じではないですが、走りはとても楽しいですし、見た目も徐々に味を増してきたように思います」
英国で掘り出し物を発見
BMW M3 コンバーチブル(英国仕様)
登録:1999年式 走行:5万1500km 価格:3万2500ポンド(約624万円)
E36の後期型で状態は素晴らしく、これまで2オーナー。ブリリアント・レッドのコンバーチブルで、同色に塗られたハードトップも備わる。インテリアはグレーのレザー。シートとシフトノブに、若干の摩耗が見られる。
2010年までは、BMWの正規ディーラーでメンテナンスを受けてきた。それ以降は、M3を得意とする独立系ガレージが面倒を見てきたという。エンジンルームは汚れが殆どない様子。
BMW M3 GT(欧州仕様)
登録:1995年式 走行:15万4500km 価格:12万5000ポンド(約2400万円)
欧州で提供された、フル装備のM3 GT。左ハンドルで、300psのエンジンと調整式スポイラーを装備する。ブリティッシュ・レーシンググリーンの塗装に、メキシコ・グリーンのレザーとブラックのアルカンターラ内装でコーディネートされている。
走行距離は長いが、オリジナルのままで1オーナー車。かなり強気の売値だが、これにはボディの再塗装やメカニズムのオーバーホールなど、入念なリフレッシュ工賃が含まれている。約8か月をかけて、丁寧に仕上げるそうだ。
この続きは、BMW M3(E36) UK版中古車ガイド(2)にて。