【無償貸与します】ヒョンデがEV「コナ」を横浜市に公用車として納入 双方の方向性が一致

公開 : 2024.09.29 07:05

ヒョンデは同社EVの「コナ」を神奈川県横浜市に公用車として無償貸与することが決まったことをうけ、横浜市からヒョンデへの感謝状の贈呈式が行われたと発表しました。双方の方向性が一致した結果だと述べています。

ヒョンデコナが公用車に

ヒョンデは、神奈川県横浜市に電気自動車(EV)である「コナ」を公用車として無償貸与することが決まり、2024年9月26日に、平原敏英副長とマネージングダイレクターの七五三木敏幸が登壇し、横浜市からヒョンデへの感謝状の贈呈式が行われたと発表した。

ヒョンデは、2022年2月に日本の乗用車市場へZEVのみでの参入を発表して以降、横浜市西区みなとみらいに本社を置き、同年7 月には港北区に日本国内初のヒョンデ直営拠点である「ヒョンデ・カスタマー・エクスペリエンスセンター横浜」をオープン。

ヒョンデ・コナを横浜市に公用車として無償貸与。
ヒョンデ・コナを横浜市に公用車として無償貸与。    平井大介

以来電気自動車である「コナ」や「アイオニック5」/「アイオニック5N」や水素自動車の「ネッソ」などの ZEVを揃えて活動を行なってきたことに加え、年内には EVバス「エレク・シティ・タウン」を発売する予定だ。

横浜市も、脱炭素化の実現に向けた「ゼロ・カーボン・ヨコハマ」を掲げ、低炭素型交通の普及促進や、EVを非常用電源として活用する体制の整備に取り組むなど積極的に活動を行ない、ここに双方の方向性が一致し、「コナ」を、公用車として横浜市に無償貸与することになったと説明している。

横浜市は、公用車導入にあたり、市民や職員の方々の環境に対する意識を高めていくとともに、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを推進していく予定で、さらに「コナ」を用いて、横浜市の行う様々なイベントの際にも広く活用するという。

今後もヒョンデと横浜市は、車両の無償貸与のみならず、さらに幅広い提携関係を構築して行きたいとの意向で、またヒョンデは ZEVの普及を通じて、更に地域社会との連携を強化していくと述べている。

記事に関わった人々

  • 撮影

    平井大介

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。
  • 執筆 / 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

関連テーマ

おすすめ記事