【ジープにも初EV】電気自動車ジープ・アベンジャー発売 限定車150台も同時発表

公開 : 2024.09.29 11:45

性能とコネクティビティ

オフロード性能

ジープ・ブランドの前輪駆動車として初めて「セレクテレイン」と「ヒルディセントコントロール」を標準装備。
「セレクテレイン」システムは、以下6つの走行モードから選択可能。
・ノーマル:日常的なドライビングに適した走行モード
・エコ:航続距離を延ばす走行モード
・スポーツ:出力を高めてドライビングを楽しむ走行モード
・スノー:凍結した道路やトレイルで最大限のトラクションを発揮する走行モード
・マッド:ぬかるんだ路面でのグリップ力を高める走行モード
・サンド:砂地で最大限のトラクションを発揮する走行モード

「ヒルディセントコントロール」機能は、急な下り坂でも一定速度で走行できるようアシストする。

コネクティビティ

ジープ初のEV「アベンジャー」発表。
ジープ初のEV「アベンジャー」発表。    平井大介

10.25インチ・オーディオナビゲーションシステムはApple CarPlayおよびAndroid Autoに対応可能。「ジープ・モバイル・アプリ」を使用し、車の位置を特定、リモートでドアのロックやアンロック、バッテリー残量の確認などが可能となるという。

運転支援機能とパワートレイン

運転支援機能

アベンジャーに搭載される運転支援機能

アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)

前を走行するクルマを検知し、車両と安全な車間距離を保つようサポートする運転支援システム。前方の車両が停止すると、車両を停止させるよう制御。

レーンポジショニングアシスト

ジープ初のEV「アベンジャー」発表。
ジープ初のEV「アベンジャー」発表。    平井大介

アダプティブクルーズコントロールを作動させて走行しているときに、ドライバーが任意に設定した車線内の位置を維持して走行する運転支援システム。

レーンキーピングアシスト

車線からはみ出した際にドライバーに警告すると同時にステアリングにアシストトルクを加えることでドライバーに車線内での走行を維持するよう促す。

トラフィックサインレコグニション

道路標識を認識し、ディスプレイに表示することで、ドライバーへの注意を促す機能。

衝突被害軽減ブレーキ

走行中に車両、自転車および歩行者を検知し、衝突回避をアシストする機能。

ドライバーアテンションアラート

フロントウィンドウ上部にあるカメラが、走行車線からの逸脱を検知。音声と表示で警告を発し、ドライバーに注意を喚起。

ブラインドスポットモニター

斜め後ろに存在する車両を検知し、その方向のドアミラーにマークを表示し、存在を知らせる機能。また、斜め後ろの車両を検知している状態で、その方向にウインカーを操作すると、マークの点滅と警報音でドライバーに警告する。

ハンズフリーパワーリフトゲート

リアバンパー付近に足を入れると、トランクゲートが開く機能を搭載。手が荷物でふさがっている状態での積載をサポート。

パワートレイン

54kWhのバッテリーを装備し、一充電航続距離(WLTCモード)は486km。普通充電および急速充電に対応。車両下部に設置されたバッテリーは、約200万km以上にわたってテストされ、オフロード走行時は下からの衝撃をアンダーボディのスキッドプレートによって保護される。

記事に関わった人々

  • 撮影

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。
  • 執筆 / 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

関連テーマ

おすすめ記事