【年の差30歳試乗】アイナ・ジ・エンドと三沢光晴とフォルクスワーゲンTクロス!?

公開 : 2024.10.01 06:25  更新 : 2024.10.02 13:56

「道具的フォルクスワーゲンの新たな選択肢という感じがする」

HR:(運転を交代して)街中の段差では少し路面からの突き上げがあって、ちょっと足まわりが硬いと思わせるのは、フォルクスワーゲンっぽい部分かな。直前までID.4に乗っていたんだけど、似たような印象だった。
OG:ボクもID.4、取材でだいぶ乗りましたが、いいクルマですね。
HR:シートに座るとキーがオンになるとかギミック類は意外だったけど、ID.4もTクロスも、総じてドイツ車らしい真面目さと質実剛健さを感じてよかったなぁ。80%充電した時点で残りの航続距離は351kmだったから、これでもうちょっと走ってくれるといいなぁと。
OG:ドイツ車らしいという意味では、確かにこれは女性に勧めても安心できるクルマです。コンパクトで取りまわしもよく、ボディもしっかり。総じて、スタイリッシュで使い勝手も良く、ガシガシ使える。安心感たっぷりの頼れる相棒、という感じですね!
HR:おいおい、話を勝手にまとめるなって(笑)。でも女性を意識してフロントシートヒーターやスマホのワイヤレスチャージャーを標準化したのは、売れているモデルだからこその余裕というヤツかな。価格もこのご時世なのに最低限の値上げに収めて実質値下げとも言えるのは、意気込みを感じるなぁ。
OG:ヒライさん的にはやっぱりアクティブ推しですか。
HR:そうね。ポロやゴルフのベーシックモデルを選んできたように、道具的フォルクスワーゲンの新たな選択肢という感じがする。荷室が最大1281Lと広く、リアシートが前後スライドするのもいいよね。
OG:室内も静粛性がアップして、今、サンプルで流れているアイナ・ジ・エンドの曲も心地よく聞こえます。
HR:オゴー君、だったらスパルタンXを流してもいいかな。
OG:まさか……。
HR:もちろん、三沢光晴の入場曲だよ! 新たな必殺技、その名もティ~~クロス!!
OG:プロレスの話、忘れていませんでしたか……。

ドイツ車らしい真面目さと質実剛健さも感じられる新型Tクロス。
ドイツ車らしい真面目さと質実剛健さも感じられる新型Tクロス。    花村英典

SPEC:VOLKS WAGEN T-CROSS TSI STYLE

全長×全幅×全高:4140×1760×1580mm
ホイールベース:2550mm
駆動方式:2WD(FF)
車両重量:1260kg
最高出力:116ps/5500rpm
最大トルク:200Nm(20.4kg-m)/2000-3500rpm
エンジン:直列3気筒DOHCインタークーラー付きターボ
排気量:999cc
トランスミッション:7速DSG
タイヤ(F&R):205/55R17
車両本体価格:359万9000円

記事に関わった人々

  • 撮影

    花村英典

    Hidenori Hanamura

    1970年生まれ。東京写真専門学校を卒業後、ファッション誌、バイク誌を経てフリーランスへ。現在は自動車専門誌を中心に撮影。はじめて買った車はMR2(AW11)。ドライブとセダンとMTが好き。
  • 執筆 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。
  • 執筆

    小河昭太

    Shota Ogo

    2002年横浜生まれ。都内の文系大学に通う現役大学生。幼いころから筋金入りのクルマ好きで、初の愛車は自らレストアしたアウトビアンキA112アバルトとアルファロメオ2000GTV。廃部になった自動車部を復活させようと絶賛奮闘中。自動車ライターを志していたところAUTOCAR編集部との出会いがあり、現在に至る。instagram:@h_r_boy_

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