【詳細データテスト】フォルクスワーゲン・ゴルフGTI マイルドな乗り味に改良 悔やまれるMT不在
公開 : 2024.10.05 20:25 更新 : 2024.10.08 01:12
マルチメディア ★★★★★★★★☆☆
操舵中などに誤って触れやすく、いざ使う際にも思いどおりの操作がしづらいステアリングホイールのタッチ感応式パッドは、これまで下位グレードのゴルフに見られたような普通のボタンに変更された。
中央のインフォテインメント画面は、10.0インチから12.9インチへ拡大されたが、やや前方視界に割り込んでいる。最新ソフトウェアのMIB4については、上々の働きぶりだ。
もっとも重要なのは、思いどおりの設定が効くこと。そのためドライバーは、納車されてから好みのレイアウトを決めるまでに1週間ばかりを要するだろうが、その後はきわめて直観的に操作できるはずだ。
常時表示されるショートカットバーはふたつ。ひとつは空調関連で、シートヒーターも含め画面下部に。もうひとつは上部にあり、内容はカスタマイズが可能だ。表示内容を使いやすいように変更できるホーム画面やデジタルメーターパネルも、使い勝手を高めている要素だ。
温度と音量の調整は、相変わらずタッチバー式だが、夜間照明がついたのは大きな進歩だ。また、扱いにくいスライド式ではなく、ボタンのようにタップ操作できるようになったのもありがたい。