【詳細データテスト】フォルクスワーゲン・ゴルフGTI マイルドな乗り味に改良 悔やまれるMT不在

公開 : 2024.10.05 20:25

マルチメディア ★★★★★★★★☆☆

操舵中などに誤って触れやすく、いざ使う際にも思いどおりの操作がしづらいステアリングホイールのタッチ感応式パッドは、これまで下位グレードのゴルフに見られたような普通のボタンに変更された。

中央のインフォテインメント画面は、10.0インチから12.9インチへ拡大されたが、やや前方視界に割り込んでいる。最新ソフトウェアのMIB4については、上々の働きぶりだ。

センター画面はやや視界に割り込んでくるサイズとなった。メーターパネルはさまざまなビューが用意される上、左右と中央の表示内容が選べる。
センター画面はやや視界に割り込んでくるサイズとなった。メーターパネルはさまざまなビューが用意される上、左右と中央の表示内容が選べる。    JOHN BRADSHAW

もっとも重要なのは、思いどおりの設定が効くこと。そのためドライバーは、納車されてから好みのレイアウトを決めるまでに1週間ばかりを要するだろうが、その後はきわめて直観的に操作できるはずだ。

常時表示されるショートカットバーはふたつ。ひとつは空調関連で、シートヒーターも含め画面下部に。もうひとつは上部にあり、内容はカスタマイズが可能だ。表示内容を使いやすいように変更できるホーム画面やデジタルメーターパネルも、使い勝手を高めている要素だ。

温度と音量の調整は、相変わらずタッチバー式だが、夜間照明がついたのは大きな進歩だ。また、扱いにくいスライド式ではなく、ボタンのようにタップ操作できるようになったのもありがたい。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 撮影

    ジョン・ブラッドショー

    John Bradshaw

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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